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ネットワークスペシャリスト 2012年 午前216


問題文

IPv4アドレスが192.168.10.0/24〜192.168.58.0/24のネットワークを対象に経路を集約するとき、集約した経路のネットワークアドレスのビット数が最も多くなるものはどれか。

選択肢

192.168.0.0/16
192.168.0.0/18
192.168.0.0/17(正解)
192.168.0.0/19

IPv4アドレスの経路集約でネットワークアドレスのビット数が最も多くなるものは?【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:192.168.10.0/24〜192.168.58.0/24を集約すると、192.168.0.0/17が最もビット数が多い正解です。
  • 根拠:集約は対象範囲の最小共通プレフィックスを求める作業で、範囲の開始と終了アドレスの共通ビット数を調べます。
  • 差がつくポイント:単に大きな範囲をカバーするだけでなく、最も細かく集約できる(ビット数が多い)プレフィックスを選ぶことが重要です。

正解の理由

選択肢の中で、192.168.0.0/17は192.168.0.0から192.168.127.255までの範囲をカバーし、192.168.10.0〜192.168.58.0の範囲を完全に含みます。/17はビット長が17ビットで、/16や/18、/19よりも細かく範囲を限定できるため、経路集約として最適です。

よくある誤解

  • 「/16が最も広い範囲をカバーするから正解」と考えがちですが、ビット数が少なく集約度が低いです。
  • 「/18や/19の方が細かいから良い」と思うと、対象範囲を完全にカバーできない場合があります。

解法ステップ

  1. 対象範囲の開始アドレス(192.168.10.0)と終了アドレス(192.168.58.0)を2進数に変換する。
  2. 両者の共通するビット数(プレフィックス長)を調べる。
  3. 共通ビット数に基づき、最小のネットワークアドレスを決定する。
  4. 選択肢の中から、対象範囲を完全に含み、かつビット数が最も多いものを選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 192.168.0.0/16
    範囲は広いがビット数が少なく、集約度が低い。細かい経路制御ができない。
  • イ: 192.168.0.0/18
    範囲は192.168.0.0〜192.168.63.255で対象範囲を含むが、/17よりビット数が少ない。
  • ウ: 192.168.0.0/17
    対象範囲を完全に含み、ビット数も最大で正解。
  • エ: 192.168.0.0/19
    範囲は192.168.0.0〜192.168.31.255で、192.168.58.0を含まないため不適。

補足コラム

経路集約はルーティングテーブルのサイズ削減に有効で、ネットワークの効率化に寄与します。CIDR(Classless Inter-Domain Routing)表記でプレフィックス長を理解し、対象範囲の最小共通プレフィックスを見つけることが重要です。

FAQ

Q: なぜ192.168.58.0も含める必要があるのですか?
A: 経路集約は対象範囲全体をカバーする必要があり、一部でも範囲外になると正しい経路制御ができません。
Q: /17と/18の違いは何ですか?
A: /17は17ビットがネットワーク部で、/18は18ビットです。ビット数が多いほど細かく範囲を限定できますが、範囲の開始位置によっては対象を含まないことがあります。

関連キーワード: IPv4, 経路集約、CIDR, ネットワークアドレス、プレフィックス長
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