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ネットワークスペシャリスト 2015年 午前215


問題文

IP電話の音声品質を表す指標のうち、ノイズ、エコー、遅延などから算出されるものはどれか。

選択肢

MOS値
R値(正解)
ジッタ
パケット損失率

IP電話の音声品質を表す指標のうち、ノイズ、エコー、遅延などから算出されるものはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:IP電話の音声品質指標でノイズ、エコー、遅延を総合的に評価するのは「R値」です。
  • 根拠:R値はITU-T勧告G.107で定義され、音声品質を数値化し、複数の劣化要因を考慮します。
  • 差がつくポイント:MOS値は主観評価の平均値、ジッタやパケット損失率は単一の品質要因を示すため、総合評価には不適切です。

正解の理由

イ: R値は、音声通信の品質を総合的に評価する指標で、ノイズ、エコー、遅延など複数の要因を数値化して算出されます。ITU-T G.107勧告に基づき、通信品質の客観的評価に用いられ、IP電話の品質管理に適しています。

よくある誤解

MOS値は音声品質の主観評価平均であり、直接ノイズや遅延を数値化するものではありません。ジッタやパケット損失率は品質の一側面のみを示します。

解法ステップ

  1. 音声品質指標の種類を理解する(MOS値、R値、ジッタ、パケット損失率)。
  2. 各指標が何を評価するかを整理する(主観評価か客観評価か、単一要因か複合要因か)。
  3. 問題文の「ノイズ、エコー、遅延など複数の要因から算出される」条件に合致する指標を選ぶ。
  4. R値が複数の劣化要因を総合的に評価する指標であることを確認し、正解とする。

選択肢別の誤答解説

  • ア: MOS値
    主観的な音声品質評価の平均値であり、ノイズや遅延を直接数値化しません。
  • イ: R値
    正解。複数の音声劣化要因を総合的に評価する客観的指標です。
  • ウ: ジッタ
    パケットの到着時間のばらつきを示す単一の品質要因で、総合評価ではありません。
  • エ: パケット損失率
    パケットの欠損割合を示す指標で、音声品質の一側面に過ぎません。

補足コラム

R値は「Eモデル」と呼ばれる評価モデルに基づき、音声通信の品質を0から100までのスケールで表します。80以上が良好、60以下は品質低下とされ、IP電話の品質管理やネットワーク設計に活用されています。

FAQ

Q: MOS値とR値の違いは何ですか?
A: MOS値は人間の主観評価の平均値で、R値は複数の劣化要因を数値化した客観的評価指標です。
Q: ジッタは音声品質にどのように影響しますか?
A: ジッタはパケット到着時間のばらつきで、過度のジッタは音声の途切れや遅延を引き起こしますが、単独で品質を総合評価しません。

関連キーワード: IP電話、音声品質指標、R値、MOS値、ジッタ、パケット損失率、ITU-T G.107, Eモデル
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