ネットワークスペシャリスト 2016年 午前2 問02
問題文
高速無線通信で使われている多重化方式であり、データ信号を複数のサブキャリアに分割し、各サブキャリアが互いに干渉しないように配置する方式はどれか。
選択肢
ア:CCK
イ:CDM
ウ:OFDM(正解)
エ:TDM
高速無線通信で使われている多重化方式【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:高速無線通信で使われる多重化方式はOFDMで、複数のサブキャリアに分割し干渉を防ぐ特徴があります。
- 根拠:OFDMは直交するサブキャリアを用いることで周波数干渉を抑え、高速かつ安定した通信を実現します。
- 差がつくポイント:他の方式(CCK、CDM、TDM)との違いを理解し、OFDMの「直交性」と「サブキャリア分割」の仕組みを押さえることが重要です。
正解の理由
OFDM(直交周波数分割多重)は、データ信号を複数の直交するサブキャリアに分割し、それぞれが互いに干渉しないように配置する方式です。これにより、マルチパス干渉や周波数選択性フェージングに強く、高速無線通信に適しています。CCKは符号変調、CDMはコード分割多重、TDMは時間分割多重であり、サブキャリア分割による周波数多重化はOFDM特有の技術です。
よくある誤解
- CDMはコードを使った多重化であり、サブキャリア分割ではないため混同しやすいです。
- TDMは時間軸で分割する方式で、周波数軸の多重化とは異なります。
解法ステップ
- 問題文の「複数のサブキャリアに分割し、互いに干渉しないように配置する方式」を確認する。
- 各選択肢の多重化方式の特徴を思い出す。
- CCKは符号変調、CDMはコード分割、TDMは時間分割であることを除外。
- サブキャリア分割で周波数多重化を行うのはOFDMであると判断する。
選択肢別の誤答解説
- ア: CCKは符号変調方式であり、多重化方式ではないため不適切です。
- イ: CDM(コード分割多重)はコードを使って信号を区別する方式で、サブキャリア分割ではありません。
- ウ: OFDMは複数の直交サブキャリアに分割し、干渉を防ぐ高速無線通信に適した方式です。
- エ: TDMは時間軸で信号を分割する方式であり、周波数軸の多重化とは異なります。
補足コラム
OFDMはWi-Fi(IEEE 802.11a/g/n/ac)、LTE、5Gなど多くの高速無線通信規格で採用されています。直交性を保つためにサブキャリア間の周波数間隔が厳密に設定され、FFT(高速フーリエ変換)を用いて効率的に信号処理が行われます。これにより、帯域幅を有効活用しつつマルチパス環境でも安定した通信が可能です。
FAQ
Q: OFDMとCDMの違いは何ですか?
A: OFDMは周波数軸で信号を分割し直交サブキャリアを使う方式、CDMはコードを使って複数信号を区別する方式です。
A: OFDMは周波数軸で信号を分割し直交サブキャリアを使う方式、CDMはコードを使って複数信号を区別する方式です。
Q: なぜOFDMは高速通信に適しているのですか?
A: サブキャリアに分割し干渉を抑えることで、マルチパス環境でも信号の劣化を防ぎ高速かつ安定した通信が可能になるためです。
A: サブキャリアに分割し干渉を抑えることで、マルチパス環境でも信号の劣化を防ぎ高速かつ安定した通信が可能になるためです。
関連キーワード: OFDM, 多重化方式、サブキャリア、高速無線通信、直交周波数分割多重

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