ネットワークスペシャリスト 2018年 午前2 問01
問題文
高速無線通信で使われている多重化方式であり、データ信号を複数のサブキャリアに分割し、各サブキャリアが互いに干渉しないように配置する方式はどれか。
選択肢
ア:CCK
イ:CDM
ウ:OFDM(正解)
エ:TDM
高速無線通信で使われている多重化方式【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:高速無線通信で使われる多重化方式はOFDMで、データを複数のサブキャリアに分割し干渉を防ぐ方式です。
- 根拠:OFDMは直交するサブキャリアを用いることで周波数干渉を抑え、高速かつ安定した通信を実現します。
- 差がつくポイント:CCKやCDM、TDMは異なる多重化技術であり、OFDMの特徴である直交性とサブキャリア分割を理解することが重要です。
正解の理由
OFDM(直交周波数分割多重)は、データ信号を複数の狭帯域サブキャリアに分割し、それぞれが互いに干渉しないように直交性を保って配置します。これにより、マルチパス干渉に強く、高速無線通信に適しています。CCKは主に802.11bの変調方式、CDMはコード分割多重方式、TDMは時間分割多重方式であり、問題の条件に合致しません。
よくある誤解
- CDMはコードを使った多重化であり、周波数分割ではないためOFDMとは異なります。
- TDMは時間軸で信号を分割する方式で、周波数分割の特徴はありません。
解法ステップ
- 問題文の「複数のサブキャリアに分割し、互いに干渉しないように配置」という表現に注目する。
- サブキャリアを使う多重化方式は周波数分割多重方式であることを理解する。
- 選択肢の中で周波数分割多重方式に該当するのはOFDMのみであることを確認する。
- 他の選択肢の特徴(CCKは変調方式、CDMはコード分割、TDMは時間分割)と比較して正解を決定する。
選択肢別の誤答解説
- ア: CCK
802.11bで使われる変調方式で、多重化方式ではなく、サブキャリア分割の特徴はない。 - イ: CDM
コード分割多重方式であり、コードを使って信号を区別するため、サブキャリア分割とは異なる。 - ウ: OFDM
正解。複数の直交サブキャリアにデータを分割し、干渉を防ぐ高速無線通信に適した方式。 - エ: TDM
時間軸で信号を分割する方式であり、周波数分割のサブキャリアを使う方式ではない。
補足コラム
OFDMはLTEやWi-Fi(IEEE 802.11a/g/n/ac/ax)、5G NRなど多くの高速無線通信規格で採用されています。直交性を保つためにサブキャリア間の周波数間隔が厳密に設定され、マルチパス環境でも信号の重なりを最小限に抑えられます。これにより高速かつ安定した通信が可能となっています。
FAQ
Q: OFDMとCDMの違いは何ですか?
A: OFDMは周波数を分割して複数のサブキャリアを使う方式で、CDMはコードを使って信号を区別する方式です。
A: OFDMは周波数を分割して複数のサブキャリアを使う方式で、CDMはコードを使って信号を区別する方式です。
Q: TDMはどのような場面で使われますか?
A: TDMは時間軸で信号を分割するため、電話回線や一部のデジタル通信で使われますが、周波数分割ではありません。
A: TDMは時間軸で信号を分割するため、電話回線や一部のデジタル通信で使われますが、周波数分割ではありません。
関連キーワード: OFDM, 多重化方式、サブキャリア、高速無線通信、直交周波数分割多重

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