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ネットワークスペシャリスト 2023年 午前203


問題文

OSPFに関する記述のうち、適切なものはどれか。

選択肢

経路選択方式は、エリアの概念を取り入れたリンクステート方式である。(正解)
異なる管理ポリシーが適用された領域間の、エクステリアゲートウェイプロトコルである。
ネットワークの状態に応じて動的にルートを変更することはできない。
隣接ノード間の負荷に基づくルーティングプロトコルであり、コストについては考慮されない。

OSPFに関する記述【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:OSPFはエリア構造を持つリンクステート型の経路選択方式であり、効率的なルーティングを実現します。
  • 根拠:OSPFは階層的なエリア設計によりルーティング情報の管理を最適化し、リンクステート情報を用いて最短経路を計算します。
  • 差がつくポイント:OSPFと他のルーティングプロトコル(例:BGPやRIP)との違いを理解し、エリアやコストの概念を正確に把握することが重要です。

正解の理由

ア: 経路選択方式は、エリアの概念を取り入れたリンクステート方式である。
OSPFはリンクステート型のルーティングプロトコルで、ネットワークを複数のエリアに分割して管理します。これにより、ルーティング情報のスケーラビリティと効率性が向上します。リンクステート情報を交換し、各ルーターが最短経路を計算するため、動的かつ正確な経路選択が可能です。

よくある誤解

  • OSPFは距離ベクトル型ではなくリンクステート型であるため、経路情報の交換方法を混同しやすいです。
  • エクステリアゲートウェイプロトコル(EGP)と混同して、OSPFを外部ルーティングプロトコルと誤解することがあります。

解法ステップ

  1. OSPFの基本的な特徴(リンクステート型、エリア構造)を確認する。
  2. 選択肢の用語(エリア、リンクステート、エクステリアゲートウェイプロトコルなど)を整理する。
  3. 各選択肢がOSPFの特徴に合致しているかを検証する。
  4. 誤った特徴を含む選択肢を除外し、正しいものを選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • イ: OSPFはインテリアゲートウェイプロトコル(IGP)であり、異なる管理ポリシーが適用された領域間のルーティングはBGPなどのEGPが担当します。
  • ウ: OSPFはネットワークの状態変化に応じて動的にルートを変更できる動的ルーティングプロトコルです。
  • エ: OSPFは隣接ノード間の負荷(トラフィック)ではなく、リンクのコスト(帯域幅など)を考慮してルーティングを行います。

補足コラム

OSPFはRFC 2328で定義されており、IPネットワークで広く使われるIGPの一つです。エリア0(バックボーンエリア)を中心に複数のエリアを接続し、階層的なルーティングを実現します。コストは帯域幅に基づいて設定され、最短パスを計算するための重要な指標です。

FAQ

Q: OSPFの「エリア」とは何ですか?
A: ネットワークを論理的に分割した単位で、ルーティング情報の管理を効率化し、スケーラビリティを向上させます。
Q: OSPFはどのように経路を選択しますか?
A: 各ルーターがリンクステート情報を収集し、Dijkstraアルゴリズムで最短経路を計算します。

関連キーワード: OSPF, リンクステート、エリア構造、動的ルーティング、ルーティングプロトコル、IGP, コスト、Dijkstraアルゴリズム
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