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プロフェッショナルデジタルスキル試験 マネジメント区分 試験概要

プロフェッショナルデジタルスキル試験 マネジメント区分の試験内容・出題形式・対策情報


  • 試験概要

本試験の問題演習(過去問・サンプル問題)は現在準備中です。 まずは以下の試験概要をご覧ください。

本記事は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が公表した「情報処理技術者試験の見直しの検討状況(2026年3月31日公表)」および「プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)科目Bシラバス案Ver0.1(2026年6月30日公表)」を基に、現時点で判明している情報を整理・補強したものです。試験区分名称・出題数・合格基準・免除制度・実施時期などは今後変更される可能性があります。最新情報は必ずIPA公式を確認してください。

プロフェッショナルデジタルスキル(マネジメント)試験(PDS-M)とは

プロフェッショナルデジタルスキル試験(PDS)は、DXやAI利活用を通じた価値創造に必要なスキルを評価するため、現行の応用情報技術者試験(AP)や高度区分を大括り化して再編する新しい試験体系です。PDSは「マネジメント」「データ・AI」「システム」の3区分で構成され、本稿ではマネジメント区分(PDS-M)に焦点を当てます。
PDS-Mは、組織やビジネスにおけるデジタル技術の活用を計画・管理・推進する能力を問う区分で、プロジェクトマネジメント、DX推進、ITサービスマネジメント、監査・ガバナンス、IT戦略などの知識・技能が中心です。
項目内容(暫定)
区分プロフェッショナルデジタルスキル試験(PDS) マネジメント区分(PDS-M)
管理主体独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)
実施方式CBT(Computer Based Testing)(検討中・全区分でCBT化検討)
想定レベルレベル3〜4相当と推定(IPA未公表。現行の応用情報〜高度試験を再編するため)
開始予定2027年度 夏頃〜秋頃(IPA検討状況)
各種数値・出題形式は現時点で暫定です。最終的な内容は必ずIPA公式の公表を確認してください。

試験の形式・出題構成・採点方式

IPA公表の検討状況に基づく暫定構成(全PDS区分共通の案)を整理します。CBT上の多肢選択式が中心となる見込みです。
項目内容(暫定)
科目構成科目A-1/科目A-2/科目B
科目A-190分/60問(多肢選択式、主に知識確認)
科目A-2科目A-2+科目Bを合算して120分扱い、A-2は23問(多肢選択式、応用)
科目B12問(多肢選択式、事例・総合判断)
出題形式主に多肢選択式(CBT)/従来の記述・論述は大幅に縮減または形式変更の検討
合格基準配点・基準点は未確定(IPAの今後公表を待つ必要あり)
採点や合格判定方法、各科目のウェイト配分などの正式発表は未実施です。合否判定の詳細はIPAの最終資料によります。

対象者像・求められる知識と技能

対象者像

組織やビジネスにおけるデジタル技術の活用を計画・管理・推進する立場の実務者・マネジメント人材が主な対象です。現行制度では、応用情報技術者試験(AP)のマネジメント・ストラテジ領域や、プロジェクトマネージャ試験(PM)、ITサービスマネージャ試験(SM)、システム監査技術者試験(AU)、ITストラテジスト試験(ST)が対象としてきた人材層に相当します。

求められる主な能力

  • 外部・内部環境の分析に基づくデジタル戦略の立案と、組織・ビジネス変革の推進
  • SLA・変更管理・インシデント管理などを通じたITサービスの安定提供と継続的改善
  • 変化・不確実性に適応しながら価値創出を図るプロジェクトマネジメント
  • 内部統制の評価やデジタル環境の監査を通じたガバナンスの確保
  • AI等の新技術の利活用に伴うリスクの識別と管理

シラバス概要

PDS-Mのシラバスは順次公表が進められており、現時点では科目Bのシラバス案(Ver0.1)が公表されています。科目A(A-1・A-2)のシラバス案は、IPAから公表され次第、本ページに追記予定です。

科目Bシラバス案(Ver0.1:2026年6月30日公表)

科目Bシラバス案は、PDS-Mで問われる実務的・総合的判断力を示す領域として、以下の大項目(4領域)を掲げています。以下はシラバスの記述を要約・整理したものです。

1. 組織及びビジネスの変革・デジタル戦略

  • 外部環境(社会、技術、法規、地政学等)と内部環境(組織能力、資産、事業ポートフォリオ等)の分析・把握
  • デジタル技術を用いたビジネスモデル設計、BPR、価値・収益性評価
  • ポートフォリオ/プログラム運営、KGI/KPI設計、マーケティングや顧客エンゲージメントの活用
  • イノベーションマネジメント(PoCの評価、失敗からの学習、普及施策など)
  • システム思考・デザイン思考による経営課題の解決と戦略の展開

2. サービスマネジメント

  • 顧客・供給者との関係管理、サービスレベル管理、サービスカタログや報告の作成
  • 変更管理、リリース・展開管理、資産・構成管理、予算・会計、需要管理・容量管理
  • サービスデスク、インシデント管理、問題管理、監視・測定・評価による継続的改善
  • サービス可用性・事業継続管理に関するリスク評価と対策立案

3. プロジェクトマネジメント

  • 変化・不確実性への適応と価値創出の両立(アウトカム志向のマネジメント)
  • プロジェクトガバナンス、組織・チーム編成、ステークホルダエンゲージメント
  • ライフサイクル管理(立上げ〜終結)、統合的なプロジェクト実施方針、スケジュール・コスト・品質管理
  • リスク管理、変更・課題対応、情報配布とドキュメント管理、組織変革のマネジメント

4. 組織のガバナンス・監査

  • 経営戦略・内部統制・情報戦略を踏まえた助言・支援、内部統制の評価
  • デジタル環境(企画・開発・導入・運用・保守・利用)に関する監査計画・手続・調書作成
  • 情報セキュリティ・新技術(AI等)の利活用に関する監査:リスク識別、監査手続の作成、報告とフォローアップ
(注)上記は科目Bシラバス案Ver0.1の大項目から抽出した「目標とする技能」の要約です。詳細な小項目や例示はIPAのPDF原文を参照してください。

現行制度との関係・免除制度(検討中の扱い)

現行制度の諸試験は、PDSへの統合・再編が検討されています。主要な関連関係を整理します。
  • 応用情報技術者試験(AP)および各高度試験群は、PDSの各区分へ再編・統合される方向(検討案)
  • プロジェクトマネージャ試験(PM)、ITサービスマネージャ試験(SM)、システム監査技術者試験(AU)、ITストラテジスト試験(ST)等の領域は、主にマネジメント区分に集約される想定
  • 免除制度は現行の高度試験相当の扱いを維持する方向で検討されており、現行の合格・免除保持者に対する経過措置案も提示されています。ただし詳細は未確定のため、現行制度で合格・免除を確保しておくことは有力なリスクヘッジです。

実施時期・今後のスケジュール(暫定)

  • 2026年3月31日:IPAが「見直しの検討状況」を公表(基礎的な案提示)
  • 2026年6月22日:データマネジメント試験のサンプル問題が新試験制度の各区分に先駆けて公表(PDS各区分のサンプル問題は準備中)
  • 2026年6月30日:PDSマネジメント区分 科目Bシラバス案Ver0.1公表(本稿が参照する主な原資料。システム区分と同時公表、データ・AI区分は準備中)
  • 2026年度中:残りのシラバス案やサンプル問題の順次公表が予定(2026年度夏頃を目途に一通り掲載予定)
  • 2026年度:現行の応用情報・高度試験はCBT方式へ移行し、前期(2026年11月頃)・後期(2027年2月頃)に実施予定(マネジメント系ではITストラテジスト・ITサービスマネージャが前期、プロジェクトマネージャ・システム監査技術者が後期)。現行制度は当面の実施をもって終了予定
  • 2027年度(令和9年度)夏頃〜秋頃:PDS試験の開始を想定(最終決定はIPAの公表による)
このスケジュールはIPAの検討状況に基づく暫定予定です。正式な実施日や移行ルールは、IPAの追加発表を確認してください。

関連リンク

まとめ

PDS(プロフェッショナルデジタルスキル)試験は、DX時代に必要なマネジメント系スキルを横断的に評価するための再編案として示されています。科目Bのシラバス案からは、戦略立案からサービス運用、プロジェクトと監査まで幅広い実務能力が求められることが明確です。出題形式のCBT・多肢選択化に合わせて、事例把握力と選択肢判断力を中心に準備することが重要です。最新のシラバスやサンプル問題が順次公表されるため、IPA公式の告知を定期的に確認してください。

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