100人の送受信者が共通鍵暗号方式で必要な共通鍵の総数は幾つか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:100人が相互に暗号通信を行うには4,950個の共通鍵が必要です。
- 根拠:共通鍵は送受信者間で1対1に必要で、組み合わせの数は「100人の2人組み合わせ」つまり C1002=2100×99=4,950 となります。
- 差がつくポイント:鍵の数を単純に人数の2倍や平方で考えず、組み合わせの数学的理解が重要です。
正解の理由
共通鍵暗号方式では、通信を行う2者間で1つの鍵を共有します。100人全員が互いに通信する場合、各ペアに1つずつ鍵が必要です。
したがって、鍵の総数は「100人から2人を選ぶ組み合わせ数」で計算し、C1002=4,950個となります。
このため、選択肢の中で正しいのはイ: 4,950です。
よくある誤解
共通鍵の数を単純に人数の2倍や人数の2乗と誤解しやすいですが、実際は「組み合わせ」で計算します。
また、送信者と受信者の順序を区別しないため、順列ではなく組み合わせで考える点も重要です。
解法ステップ
- 問題の人数(100人)を確認する。
- 共通鍵は2人間で1つ必要なことを理解する。
- 送受信者の組み合わせ数を計算するため、組み合わせの公式 Cn2=2n(n−1) を用いる。
- C1002=2100×99=4,950 を計算する。
- 選択肢の中から4,950を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: 200
→ 100人の2倍の数であり、鍵の数の計算方法を誤っています。
- イ: 4,950
→ 正解。組み合わせの公式に基づく正しい鍵の数です。
- ウ: 9,900
→ 100人の人数×(人数-1)の計算で、順序を区別した場合の数。共通鍵は順序を区別しないため誤りです。
- エ: 10,000
→ 100人の人数の2乗で、全ての組み合わせを順序も含めて数えた誤りです。
補足コラム
共通鍵暗号方式は、通信相手ごとに鍵を共有する必要があるため、参加者が増えると鍵の管理が非常に複雑になります。
これに対し公開鍵暗号方式では、各自が1つの公開鍵と秘密鍵を持つだけで済み、鍵の数は参加者数に比例します。
この違いは大規模なネットワーク設計で重要なポイントです。
FAQ
Q: なぜ順序を区別しないのですか?
A: 共通鍵は送信者と受信者の間で共有される1つの鍵であり、送信者→受信者と受信者→送信者で別々の鍵は不要だからです。
Q: 公開鍵暗号方式の場合、鍵の数はどうなりますか?
A: 参加者1人につき1つの公開鍵と1つの秘密鍵を持つため、鍵の総数は参加者数にほぼ比例します。
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