情報処理安全確保支援士 2011年 春期 午前2 問25
問題文
入出金管理システムから出力された入金データファイルを、売掛金管理システムが読み込んでマスタファイルを更新する。入出金管理システムから売掛金管理システムへのデータ受渡しの正確性及び網羅性を確保するコントロールはどれか。
選択肢
ア:売掛金管理システムにおける入力データと出力結果とのランツーランコントロール
イ:売掛金管理システムのマスタファイル更新におけるタイムスタンプ機能
ウ:入金額及び入金データ件数のコントロールトータルのチェック(正解)
エ:入出金管理システムへの入力のエディットバリデーションチェック
入出金管理システムから売掛金管理システムへのデータ受渡しの正確性及び網羅性を確保するコントロール【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:入金額と入金データ件数の合計(コントロールトータル)を用いることで、データの正確性と網羅性を確保できます。
- 根拠:コントロールトータルは、転送データの漏れや誤りを検出する代表的な手法であり、合計値の不一致で問題を特定可能です。
- 差がつくポイント:単なる入力チェックやタイムスタンプではなく、データ全体の整合性を数値的に検証する点が重要です。
正解の理由
ウの「入金額及び入金データ件数のコントロールトータルのチェック」は、入出金管理システムから売掛金管理システムへ渡されるデータの正確性(誤った金額の混入防止)と網羅性(データの抜け漏れ防止)を同時に検証できます。具体的には、入金額の合計と件数を双方で比較し、一致しなければ転送ミスやデータ欠損が疑われるため、問題の早期発見に役立ちます。
よくある誤解
タイムスタンプは更新の順序管理に有効ですが、データの漏れや誤りを検出する機能はありません。入力データと出力結果のランツーランコントロールは処理全体の整合性確認であり、受渡しの網羅性とは異なります。
解法ステップ
- 問題文から「正確性及び網羅性を確保するコントロール」を問われていることを確認する。
- 正確性はデータの誤り検出、網羅性はデータの漏れ検出と理解する。
- 各選択肢の意味を整理し、データの合計値や件数を比較する方法が該当するか検討する。
- コントロールトータル(合計値チェック)が正確性と網羅性の両方を担保することを確認する。
- よって「入金額及び入金データ件数のコントロールトータルのチェック」が最適と判断する。
選択肢別の誤答解説
- ア: ランツーランコントロールは処理開始から終了までの整合性確認であり、受渡しデータの網羅性チェックには不十分です。
- イ: タイムスタンプは更新時刻の管理に使われ、データの漏れや誤り検出には直接関係しません。
- ウ: 入金額及び入金データ件数のコントロールトータルのチェックは、データの正確性と網羅性を同時に検証できるため正解です。
- エ: エディットバリデーションチェックは入力データの形式や範囲の検証であり、受渡しの網羅性確保には不十分です。
補足コラム
コントロールトータルは、ファイル転送やバッチ処理でよく使われる基本的な検証手法です。例えば、売上データの合計金額や件数を送信側と受信側で比較し、差異があれば再送や調査を行います。これにより、データの欠落や重複、誤入力を早期に発見可能です。
FAQ
Q: コントロールトータルはどのような場面で使われますか?
A: データ転送やバッチ処理で、データの漏れや誤りを検出するために使われます。合計値や件数を比較して整合性を確認します。
A: データ転送やバッチ処理で、データの漏れや誤りを検出するために使われます。合計値や件数を比較して整合性を確認します。
Q: タイムスタンプ機能はなぜ正確性確保に不十分なのですか?
A: タイムスタンプは処理の時刻管理に使われるため、データの漏れや誤りを直接検出する機能はありません。
A: タイムスタンプは処理の時刻管理に使われるため、データの漏れや誤りを直接検出する機能はありません。
関連キーワード: コントロールトータル、データ整合性、入出金管理、売掛金管理、データ転送検証、バッチ処理、入力チェック

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