システムアーキテクト 2025年 午前2 問01
問題文
DFDで用いられる図形要素だけの組みはどれか。
選択肢
ア:関連、実体、データストア
イ:関連、データストア、データフロー
ウ:源泉と吸収、実体、プロセス
エ:源泉と吸収、データフロー、プロセス(正解)
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DFDの基本図形【午前2解説】
正解の理由
DFD(Data Flow Diagram)の図形要素は通常、外部エンティティ(源泉と吸収)、プロセス、データフロー(矢印)、データストアの4種類です。設問で問われる「図形要素だけの組み」として、これらに含まれるものだけで構成された選択肢を選ぶ必要があります。選択肢の中で、外部エンティティ(源泉と吸収)、データフロー、プロセスの3つだけを含んでいるのは エ です。ほかの選択肢には「関連」や「実体」のようにER図や概念モデル固有の要素が混在しているため不適切です。
解法ステップ
- DFDの基本図形をまず思い出す:外部エンティティ(源泉と吸収)、プロセス、データフロー、データストアの4つ。
- 各選択肢の要素をDFDの4要素と照合する。
- DFDの要素以外(例:関連、実体)は除外候補と判断する。
- DFD要素のみで構成されている選択肢を選ぶ(このプロセスで エ を選択)。
選択肢別の誤答解説
-
ア: 関連、実体、データストア
「関連」「実体」はER図(概念データモデル)の要素であり、DFDの図形要素ではありません。データストアはDFD要素ですが、他がDFD外なので不適です。 -
イ: 関連、データストア、データフロー
「データストア」「データフロー」はDFD要素ですが、「関連」はDFDに含まれません。よって図形要素だけの組みにはなりません。 -
ウ: 源泉と吸収、実体、プロセス
「源泉と吸収(外部エンティティ)」と「プロセス」はDFD要素ですが、「実体」はER図の用語でDFD固有の図形ではないため不正解です。 -
エ: 源泉と吸収、データフロー、プロセス
外部エンティティ(源泉と吸収)、データフロー、プロセスはすべてDFDの基本図形で構成されています。選択肢の要素がDFDの図形要素だけであるため正解です(エ)。
よくある誤解
- ER図の「実体(エンティティ)」をDFDの「外部エンティティ(源泉と吸収)」と同一視する誤り。概念は近く見えても図の目的と表現が異なるため区別する必要があります。
- データストアを外部エンティティと混同すること。データストアはシステム内部の保存場所を示し、外部エンティティはシステムの外側の人・組織・システムを指します。
- 「関連」という用語をDFDの図示要素だと誤認する例。関連はER図のリレーションシップ用語で、DFDでは用いません。
補足コラム
- DFDの図形の描き方は表記法(Yourdon & DeMarco、Gane & Sarsonなど)によって若干異なりますが、基本概念は共通です。外部エンティティは四角、プロセスは丸や角丸四角、データフローは矢印、データストアは二本線や開口長方形で表現されるのが一般的です。
- レベル化されたDFD(コンテキスト図→レベル1, レベル2…)を使うと、システム全体像から詳細処理へ展開していけます。設問は図形要素の識別が目的なので、まずは「どの図がどの図法に属するか」を見極める練習を重ねると得点につながります。
FAQ
Q: DFDに必ずデータストアを描かなければならないですか?
A: システムの振る舞いを表すために必要な場合は描きますが、コンテキスト図のように高レベルで外部との関係のみを示す図ではデータストアを省略することもあります。問題は「図形要素として存在するか」を訊ねているので、必ず含まれるかどうかではなく「要素の種類」を判別します。
A: システムの振る舞いを表すために必要な場合は描きますが、コンテキスト図のように高レベルで外部との関係のみを示す図ではデータストアを省略することもあります。問題は「図形要素として存在するか」を訊ねているので、必ず含まれるかどうかではなく「要素の種類」を判別します。
Q: DFDとフローチャートは同じですか?
A: 異なります。フローチャートは手続き(処理の流れ)を詳細に表すのに対し、DFDはデータの流れと処理の関係、データの保管・入出力主体を抽象的に示します。
A: 異なります。フローチャートは手続き(処理の流れ)を詳細に表すのに対し、DFDはデータの流れと処理の関係、データの保管・入出力主体を抽象的に示します。
関連キーワード: DFD、データフロー、外部エンティティ、データストア、プロセス、図表表記、Yourdon、Gane & Sarson

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