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応用情報技術者 2009年 秋期 午前203


問題文

0〜20kHzの帯域幅のオーディオ信号をディジタル信号に変換するのに必要な最大のサンプリング周期を標本化定理によって求めると、何マイクロ秒か。

選択肢

2.5
5
25(正解)
50

オーディオ信号のサンプリング周期【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:最高周波数 20 kHz の信号は、標本化定理より 40 kHz 以上で標本化 ⇒ 周期は 25 µs
  • 根拠:標本化定理は「サンプリング周波数 ≥ 2 × 信号の最高周波数」=ナイキスト周波数以上であることを要求
  • 差がつくポイント:周波数(Hz)の逆数が周期(秒)になること、k→µ の単位変換ミスを防ぐ

正解の理由

最高周波数
標本化定理より必要最小サンプリング周波数

周期
よって正解は (25 µs)

よくある誤解

  • 「20 kHz をそのまま逆数にしたら 50 µs」と誤計算
  • ナイキスト周波数を「倍ではなく半分」と誤解し 10 kHz を用いてしまう

解法ステップ

  1. 最高周波数 を確認(20 kHz)
  2. 標本化定理: を適用(40 kHz)
  3. 周期 を計算
  4. 秒 → マイクロ秒へ換算(
  5. 選択肢と照合し を選択

選択肢別の誤答解説

  • ア: 2.5 µs
    400 kHz の超高サンプリング。理論的には問題ないが「最大サンプリング周期」を聞かれているため不適
  • イ: 5 µs
    200 kHz(×10 の勘違い)。必要以上に高精細で設問意図とずれる
  • : 25 µs
    標本化定理に合致する最長周期=最小サンプリング周波数
  • エ: 50 µs
    20 kHz をそのまま逆数にした誤答。ナイキスト周波数を忘れた典型ミス

補足コラム

音楽 CD は 44.1 kHz、プロ音源は 96 kHz など標本化定理より十分高い値を採用し、アナログ・ディジタル変換時のフィルタ設計余裕や信号品質を確保しています。理論上は 40 kHz で足りても、実務では余裕度を見込むのが常識です。

FAQ

Q: サンプリング周波数を標本化定理より少しだけ上回るとノイズは出ない?
A: 理論上は可逆ですが、実際はアナログ回路の減衰が完全でないため、より高めに設定する方が安全です。
Q: 最高周波数が未知の場合は?
A: 事前にローパスフィルタで帯域を限定し、フィルタ後の最高周波数を として計算します。

関連キーワード: ナイキスト周波数、標本化定理、サンプリング定理、サンプリング周波数、ディジタルオーディオ
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