応用情報技術者 2010年 秋期 午前2 問20
問題文
UNIXのデーモンに関する記述のうち、最も適切なものはどれか。
選択肢
ア:OS がアプリケーション間の連携機能として提供するサービスであり、これを使うと表計算ソフトで作成したグラフをワープロソフトの文書に取り込むことが可能になる。
イ:OS がアプリケーションに対して呼出し方式で提供するシステムサービスであり、呼出し方式が同じであれば、 アプリケーションはOSの差を意識しなくてもよい。
ウ:OS と同時又は必要に応じて起動され、 バックグラウンドで常に動作しており、プリントキューからの印刷を管理したり、 通信などの機能を提供する。(正解)
エ:OS と利用者のインタフェースを提供するプログラムであり、利用者がログインすると指定されたものが起動される。
UNIXのデーモンに関する記述【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:デーモンはバックグラウンドで常駐し、印刷や通信などのサービスを提供するプロセスです。
- 根拠:UNIXのデーモンはユーザの直接操作なしに起動し、システムの各種機能を管理・提供します。
- 差がつくポイント:デーモンとユーザが直接操作するプログラムやシステムコールの違いを正確に理解することが重要です。
正解の理由
選択肢ウは「OSと同時又は必要に応じて起動され、バックグラウンドで常に動作し、プリントキューの管理や通信機能を提供する」とあり、これはUNIXのデーモンの典型的な役割を正確に表しています。デーモンはユーザの操作を待たずに常駐し、システムサービスを提供するため、正解です。
よくある誤解
デーモンは単なるユーザインタフェースやアプリケーションではなく、バックグラウンドで動作するサービスプロセスである点を誤解しやすいです。
解法ステップ
- デーモンの定義を確認する(バックグラウンドで動作する常駐プロセス)。
- 各選択肢の説明がデーモンの特徴に合致しているかを検証する。
- ユーザ操作やインタフェースに関する説明はデーモンの説明として不適切と判断する。
- バックグラウンドで印刷管理や通信機能を提供する説明がある選択肢を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア:アプリケーション間の連携機能はOLEなどの技術であり、デーモンの説明ではありません。
- イ:システムサービスの呼出し方式の説明はシステムコールの特徴であり、デーモンの説明ではありません。
- ウ:正解。デーモンの役割と動作形態を正しく説明しています。
- エ:利用者のインタフェースを提供するプログラムはシェルなどであり、デーモンとは異なります。
補足コラム
UNIXのデーモンは通常、プロセスIDを2回フォークして親プロセスから切り離され、端末制御を持たずにバックグラウンドで動作します。代表的なデーモンには
cron(定期実行)、
sshd(SSHサーバ)、
lpd(印刷管理)などがあります。
FAQ
Q: デーモンはユーザが直接操作できますか?
A: 基本的にデーモンはバックグラウンドで動作し、直接操作はできません。設定や制御は別のコマンドや設定ファイルを通じて行います。
A: 基本的にデーモンはバックグラウンドで動作し、直接操作はできません。設定や制御は別のコマンドや設定ファイルを通じて行います。
Q: デーモンとシステムコールの違いは何ですか?
A: システムコールはアプリケーションがOSに機能を要求する呼び出しで、デーモンはOSのサービスを提供する常駐プロセスです。
A: システムコールはアプリケーションがOSに機能を要求する呼び出しで、デーモンはOSのサービスを提供する常駐プロセスです。
関連キーワード: UNIX, デーモン、バックグラウンドプロセス、システムサービス、プリントキュー管理

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