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応用情報技術者 2010年 春期 午前246


問題文

プロセス制御などの事象駆動(イベントドリブン)による処理の仕様を表現する方法として、適切なものはどれか。

選択肢

DFD
E-R図
クラス図
状態遷移図(正解)

プロセス制御などの事象駆動(イベントドリブン)による処理の仕様を表現する方法【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:事象駆動の処理仕様を表すには「状態遷移図」が最適です。
  • 根拠:状態遷移図はシステムの状態変化とイベントの関係を視覚的に示し、動的な振る舞いを明確に表現します。
  • 差がつくポイント:他の図は静的構造やデータの関係を示すため、動的なイベント処理の表現には不向きです。

正解の理由

状態遷移図は、システムやプロセスがどのような状態を持ち、どのイベントによって状態が変化するかを示す図です。事象駆動型の処理では、イベント(入力や操作)に応じて状態が変わるため、状態遷移図が仕様を表現するのに最も適しています。
一方、DFDはデータの流れ、E-R図はデータベースの構造、クラス図はオブジェクト指向の静的構造を表すため、イベント駆動の動的な処理仕様には適しません。

よくある誤解

状態遷移図は複雑に見えるため、DFDやクラス図で代用しようとする誤りがあります。
また、E-R図はデータの関係を示すだけで、動的な処理の流れは表現できません。

解法ステップ

  1. 問題文の「事象駆動(イベントドリブン)」に注目する。
  2. イベントに応じて状態が変わる処理仕様を表現する図を考える。
  3. 状態遷移図がイベントと状態変化を示す図であることを確認。
  4. 他の選択肢(DFD、E-R図、クラス図)は静的構造やデータ中心であることを理解。
  5. 状態遷移図(エ)を正解と判断する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: DFD
    データの流れを示す図であり、イベントによる状態変化は表現できません。
  • イ: E-R図
    データベースのエンティティとリレーションを示す図で、動的な処理仕様には不向きです。
  • ウ: クラス図
    オブジェクト指向の静的構造を示す図で、イベント駆動の動的な振る舞いは表現できません。
  • エ: 状態遷移図
    イベントに応じた状態変化を明確に表現できるため正解です。

補足コラム

状態遷移図はUML(統一モデリング言語)の一種で、ソフトウェア開発やシステム設計で広く使われます。イベントドリブンのシステム設計では、状態遷移図を用いて仕様を明確化し、実装やテストの基盤とします。
また、状態遷移図は組み込みシステムやリアルタイム制御など、状態管理が重要な分野で特に有効です。

FAQ

Q: 状態遷移図とDFDの違いは何ですか?
A: 状態遷移図は状態とイベントの関係を示し、DFDはデータの流れを示します。動的な状態変化を表現するのは状態遷移図です。
Q: クラス図でイベント駆動の処理は表現できませんか?
A: クラス図は静的な構造を示すため、イベントによる状態変化の動的な振る舞いは表現できません。

関連キーワード: 状態遷移図、イベントドリブン、UML, プロセス制御、動的仕様、ソフトウェア設計
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