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応用情報技術者 2011年 春期 午前212


問題文

主記憶アクセスの高速化技術であるライトバック方式における、キャッシュメモリ及び主記憶への書込みの説明として、適切なものはどれか。

選択肢

キャッシュメモリ及び主記憶の両方に同時に書き込む。
キャッシュメモリにだけ書き込み、対応する主記憶の更新は、キャッシュメモリからデータが追い出されるときに行う。(正解)
キャッシュメモリへの書込みと同時にバッファに書き込んだ後、バッファから主記憶へ順次書き込む。
主記憶を、独立して動作する複数のブロックに分けて、各ブロックに並列に書き込む。

主記憶アクセスの高速化技術「ライトバック方式」【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:ライトバック方式はキャッシュにのみ書き込み、主記憶への更新はキャッシュの追い出し時に行います。
  • 根拠:これにより主記憶への書き込み回数を減らし、アクセス速度を向上させるためです。
  • 差がつくポイント:ライトスルー方式との違いを理解し、書き込みタイミングと対象を正確に把握することが重要です。

正解の理由

はライトバック方式の特徴を正確に表しています。キャッシュメモリに書き込むだけで、主記憶の更新はキャッシュの内容が置き換えられる(追い出される)タイミングで行うため、主記憶への書き込み回数を減らし高速化を実現します。

よくある誤解

ライトバック方式は「キャッシュと主記憶に同時に書き込む」と誤解されがちですが、それはライトスルー方式の特徴です。書き込みタイミングの違いを混同しないよう注意しましょう。

解法ステップ

  1. ライトバック方式の基本動作を確認する。
  2. 書き込み対象がキャッシュのみか、キャッシュと主記憶かを区別する。
  3. 主記憶への書き込みタイミング(追い出し時)を理解する。
  4. 選択肢の説明と照らし合わせて正しいものを選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア:キャッシュと主記憶に同時書き込みはライトスルー方式の説明であり誤り。
  • :ライトバック方式の正しい説明。
  • ウ:バッファを介して主記憶に書き込むのはライトスルーの高速化手法の一つで、ライトバックとは異なる。
  • エ:主記憶の並列書き込みは高速化技術の一例だが、ライトバック方式の説明ではない。

補足コラム

ライトバック方式は主記憶への書き込み回数を減らすため、キャッシュの書き込み効率が高くなりますが、キャッシュの内容が主記憶と異なる状態(ダーティ状態)になるため、追い出し時の管理が重要です。これに対しライトスルー方式は書き込みの一貫性が高い反面、主記憶への書き込みが多くなり速度低下の原因となります。

FAQ

Q: ライトバック方式はなぜ高速化に効果的ですか?
A: 主記憶への書き込み回数を減らし、キャッシュ内で複数回の書き込みをまとめて行うため、アクセス速度が向上します。
Q: ライトバック方式で主記憶の更新はいつ行われますか?
A: キャッシュの該当データが置き換えられる(追い出される)タイミングで行われます。

関連キーワード: ライトバック方式、キャッシュメモリ、主記憶、書き込み方式、ライトスルー方式、ダーティビット、高速化技術
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