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応用情報技術者 2012年 秋期 午前245


問題文

ソフトウェアの要件定義や分析・設計で用いられる技法に関する記述のうち、適切なものはどれか。

選択肢

決定表は、条件と処理を対比させた表形式で論理を表現したものであり、 複雑な条件判定を伴う要件定義の記述手段として有効である。(正解)
構造化チャートは、システムの“状態”の種別とその状態が遷移するための“要因” との関係を分かりやすく表現する手段として有効である。
状態遷移図は、 DFD に “コントロール変換とコントロールフロー”を付加したものであり、制御系システムに特有な処理を表現する手段として有効である。
制御フロー図は、データの“源泉、吸収、流れ、処理、格納”を基本要素としており、システム内のデータの流れを表現する手段として有効である。

ソフトウェアの要件定義や分析・設計で用いられる技法に関する問題【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:決定表は複雑な条件判定を整理し、要件定義での論理表現に非常に有効です。
  • 根拠:決定表は条件と処理を表形式で対比させるため、複数条件の組み合わせを漏れなく網羅できます。
  • 差がつくポイント:状態遷移図や構造化チャートの特徴を正確に理解し、決定表の用途と混同しないことが重要です。

正解の理由

ア: 決定表は条件と処理を対比させた表形式で論理を表現したものであり、複雑な条件判定を伴う要件定義の記述手段として有効である。
決定表は複数の条件が絡む場合に、条件の組み合わせごとに対応する処理を明確に示せるため、要件定義や設計段階での論理整理に適しています。これにより、条件漏れや矛盾を防ぎやすくなります。

よくある誤解

  • 構造化チャートは状態遷移を表すものではなく、モジュールの呼び出し関係を示す図です。
  • 状態遷移図はDFDの拡張ではなく、システムの状態変化を表現する図です。

解法ステップ

  1. 各選択肢の技法の特徴を整理する。
  2. 決定表は条件と処理の対応を表形式で示すことを確認。
  3. 構造化チャートはモジュール間の呼び出し関係を示すことを理解。
  4. 状態遷移図は状態と遷移を表す図であることを確認。
  5. 制御フロー図は処理の流れを示すが、データの流れを表すものではないことを把握。
  6. 正しい説明と合致する選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • イ: 構造化チャートは状態遷移ではなく、モジュールの呼び出し関係を示すため誤り。
  • ウ: 状態遷移図はDFDの拡張ではなく、状態と遷移を表す図であり、コントロール変換やコントロールフローの付加は誤り。
  • エ: 制御フロー図は処理の流れを示すが、データの“源泉、吸収、流れ、処理、格納”を表すのはDFDであり混同している。

補足コラム

決定表はソフトウェア開発の初期段階で複雑な条件分岐を整理するのに役立ちます。これにより、仕様の抜けや矛盾を防ぎ、テストケースの作成にも活用されます。一方、状態遷移図はシステムの状態変化を視覚的に表現し、制御系システムの設計に適しています。構造化チャートはモジュールの階層構造や呼び出し関係を示し、プログラムの構造設計に用いられます。

FAQ

Q: 決定表と状態遷移図の違いは何ですか?
A: 決定表は条件と処理の組み合わせを表形式で整理し、状態遷移図はシステムの状態とその遷移を図で表現します。
Q: 構造化チャートは何を表す図ですか?
A: 構造化チャートはモジュール間の呼び出し関係や階層構造を示す図です。
Q: 制御フロー図とDFDの違いは?
A: 制御フロー図は処理の流れを示し、DFDはデータの流れや処理、格納を表現します。

関連キーワード: 決定表、状態遷移図、構造化チャート、制御フロー図、要件定義、ソフトウェア設計
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