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応用情報技術者 2014年 春期 午前263


問題文

業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーンはどれか。

選択肢

対象をエンティティとその属性及びエンティティ間の関連で捉え、データ中心アプローチの表現によって図に示す。
データの流れによってプロセスを表現するために、データの発生、吸収の場所、蓄積場所、データの処理をデータの流れを示す矢印でつないで表現する。
複数の観点でプロセスを表現するために、目的に応じたモデル図法を使用し、オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する。(正解)
プロセスの機能を網羅的に表現するために、一つの要件に対して発生する事象を条件分岐の形式で記述する。

業務プロセスを可視化する手法としてUMLを採用した場合の活用シーン【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:UMLは目的に応じた複数のモデル図法で業務プロセスを多角的に表現し、標準化された記述ルールで可視化します。
  • 根拠:UMLはオブジェクト指向設計のために開発され、ユースケース図やアクティビティ図など多様な図で業務の流れや構造を表現可能です。
  • 差がつくポイント:UMLは単一の視点ではなく複数の観点から業務を分析できる点が特徴で、他の手法と混同しない理解が重要です。

正解の理由

選択肢ウは「複数の観点でプロセスを表現し、目的に応じたモデル図法を使用し、オブジェクトモデリングのために標準化された記述ルールで表現する」とあります。これはUMLの本質を正確に表しており、ユースケース図やアクティビティ図など複数の図を使い分けて業務プロセスを可視化する方法に合致します。UMLはオブジェクト指向の標準モデリング言語であり、業務の構造や振る舞いを体系的に表現できるため、業務プロセスの可視化に適しています。

よくある誤解

UMLは単にデータの流れやエンティティの関係を示すだけの図ではなく、業務の振る舞いや役割分担も表現できる点を誤解しやすいです。
また、UMLとデータフロー図やER図を混同し、用途や表現方法の違いを理解していないケースも多いです。

解法ステップ

  1. UMLの特徴を確認し、複数の図で業務を多角的に表現できることを理解する。
  2. 選択肢の説明がUMLの標準的な使い方に合致しているかを検証する。
  3. 他の選択肢がUML以外の手法(ER図、DFD、状態遷移図など)を説明していないかを確認する。
  4. UMLの目的がオブジェクト指向設計であることを踏まえ、業務プロセスの可視化に適した記述ルールであるかを判断する。
  5. 最も適切な選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: エンティティと属性、関連を示すのはER図の特徴であり、UMLの主な活用シーンとは異なります。
  • イ: データの流れを矢印で示すのはデータフロー図(DFD)であり、UMLの図法ではありません。
  • ウ: UMLの特徴を正確に表現しており、業務プロセスの多角的な可視化に適しています。
  • エ: 条件分岐で事象を記述するのは状態遷移図やフローチャートの手法であり、UMLの全体像とは異なります。

補足コラム

UML(Unified Modeling Language)は1990年代にオブジェクト指向設計の標準化を目的に開発されました。ユースケース図、クラス図、シーケンス図、アクティビティ図など多様な図を用いてシステムの構造や振る舞いを表現します。業務プロセスの可視化では、特にユースケース図やアクティビティ図が活用され、業務の流れや関係者の役割を明確にできます。

FAQ

Q: UMLは業務プロセスのどの部分を可視化できますか?
A: 業務の流れ(アクティビティ図)、関係者の役割(ユースケース図)、システムの構造(クラス図)など多角的に可視化可能です。
Q: ER図とUMLの違いは何ですか?
A: ER図はデータベース設計に特化し、エンティティとその関係を表現しますが、UMLはシステム全体の構造や振る舞いを表現する汎用的なモデリング言語です。

関連キーワード: UML, 業務プロセス可視化、オブジェクト指向、ユースケース図、アクティビティ図
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