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応用情報技術者 2015年 秋期 午前209


問題文

複数のデータに対して1個の命令で同一の操作を同時並列に行う方式で、マルチメディアデータなどを扱うCPUに採用されているものはどれか。

選択肢

MIMD
MISD
SIMD(正解)
SISD

複数のデータに対して1個の命令で同一の操作を同時並列に行う方式【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:複数のデータに対して同一命令を同時に実行する方式はSIMDである。
  • 根拠:SIMDは「Single Instruction Multiple Data」の略で、1命令で複数データを並列処理するためマルチメディア処理に適している。
  • 差がつくポイント:MIMDは複数命令・複数データの並列処理であり、CPUの並列処理方式の区別を正確に理解することが重要。

正解の理由

選択肢ウのSIMDは、1つの命令で複数のデータに同時に同じ処理を行う方式です。マルチメディアデータのように大量のデータに同一の演算を繰り返す場合に効率的で、CPUのベクトル演算やGPUの処理に多く採用されています。これに対し、MIMDは複数の命令を複数のデータに対して並列に処理する方式であり、用途が異なります。

よくある誤解

SIMDとMIMDの違いを混同し、並列処理=MIMDと考える誤解が多いです。SIMDは単一命令で複数データを処理する点が特徴です。

解法ステップ

  1. 問題文の「1個の命令で同一操作を同時並列に行う」を確認する。
  2. 各選択肢の並列処理方式の意味を整理する。
  3. SIMDが「Single Instruction Multiple Data」であることを思い出す。
  4. マルチメディアデータ処理に適している点からSIMDを選択する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: MIMDは「Multiple Instruction Multiple Data」で複数命令を複数データに並列処理し、CPUのマルチコアなどで使われる。
  • イ: MISDは「Multiple Instruction Single Data」でほとんど実用例がなく、特殊な用途向け。
  • ウ: SIMDは1命令で複数データを同時に処理し、マルチメディアに最適。
  • エ: SISDは「Single Instruction Single Data」で従来の逐次処理方式であり並列処理ではない。

補足コラム

SIMDはベクトル演算やGPUの基本技術として広く使われています。例えば、画像処理や音声処理では同じ演算を大量のデータに繰り返すため、SIMD命令セット(SSEやAVXなど)がCPUに搭載されています。これにより高速化が可能です。

FAQ

Q: SIMDとMIMDの違いは何ですか?
A: SIMDは単一命令で複数データを同時処理し、MIMDは複数命令を複数データに並列処理します。
Q: マルチメディア処理にSIMDが適している理由は?
A: 同じ処理を大量のデータに繰り返すため、1命令で複数データを同時に処理でき効率的だからです。

関連キーワード: SIMD, MIMD, 並列処理、マルチメディア、CPUアーキテクチャ、ベクトル演算
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