応用情報技術者 2015年 秋期 午前2 問35
問題文
http://host.example.co.jp:8080/file で示される URL の説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア::8080 はプロキシサーバ経由で接続することを示している。
イ:file は HTML で作成されたWebページであることを示している。
ウ:host.example.co.jp は参照先のサーバが日本国内にあることを示している。
エ:http: はプロトコルとしてHTTP を使用して参照することを示している。(正解)
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URLの構成要素【午前2解説】
正解の理由
エは、先頭の "http:" がその URL を参照する際に HTTP プロトコル(ハイパーテキスト転送プロトコル)を用いることを示している、という点で正しい説明です。URL は先頭のスキーム(例: http://)で使われる通信プロトコルを指定します。したがって、この URL をブラウザやクライアントが解釈する際は HTTP を用いて接続を試みます。
さらに補足すると、"http://host.example.co.jp:8080/file" において ":8080" は接続先サーバのポート番号を明示しており、デフォルトの HTTP ポート(80)ではなく 8080 番ポートへ接続することを意味します。また "file" はホスト名ではなくパス(サーバ上のリソース名)を示します。これらの点が選択肢の誤りを見抜く鍵になります。
解法ステップ
- スキーム(プロトコル)を確認:文字列の先頭の "scheme:" 部分。ここで通信方式(http, https, ftp など)を判断する。
- ホストとポートを切り分け:スキームの後に "//" が続き、次の "/" までがホスト名と任意のポート(host[:port])。
- パスを確認:最初の "/" 以降がサーバ上のリソース(パス)、さらにクエリ (?...) やフラグメント (#...) が続く場合がある。
- 各選択肢と URL の各部分を対応させ、意味が一致するかを検証する。
選択肢別の誤答解説
- ア: :8080 はプロキシサーバ経由で接続することを示している。
誤り。URL の ":8080" は接続先ホストのポート番号を示します。プロキシの有無や設定はクライアント側の設定や環境変数、プロキシ専用の URL 形式(例えばプロキシ認証を含む user:pass@proxy:port など)によって指定され、URL 中のポート指定が直接「プロキシ経由」を意味するわけではありません。なお、確かに 8080 はプロキシや代替 HTTP サーバでよく使われますが、表現自体はあくまで「ポート番号」です。 - イ: file は HTML で作成されたWebページであることを示している。
誤り。fileは URL のパス部分(サーバ上のリソース名)を指しますが、その拡張子や内容から MIME タイプが決まるわけではありません。fileが HTML である可能性はありますが、必ずしもそうとは限らず、画像やスクリプト、API エンドポイントなど任意のリソースを指すことができます。また、拡張子が無いパスも多く存在します。 - ウ: host.example.co.jp は参照先のサーバが日本国内にあることを示している。
誤り。ドメイン名の一部(例: .jp や co.jp)は組織や登録国を示唆することはありますが、実際のサーバの物理的な設置場所は DNS の設定、CDN、クラウド配置などにより世界中どこにでもあり得ます。ドメインだけで「国内にある」と断定することはできません。 - エ: http: はプロトコルとしてHTTP を使用して参照することを示している。
正答。URL のスキーム指定は使用するプロトコルを表します。したがってこの説明が最も直接的かつ正確です。
よくある誤解
- ":8080 = プロキシ" と考える誤解:8080 は確かにプロキシで使われることが多いが、URL のポート指定はあくまで接続先のポートでありプロキシ設定を意味しない。
- パス名 = ファイル種別と考える誤解:パスに拡張子が無くてもサーバが適切な Content-Type を返すため、拡張子だけでファイル種別を断定できない。
- TLD やドメインでサーバの設置国を断定する誤解:ドメインの登録情報とサーバの物理位置は別問題である。
補足コラム
- ポート番号の扱い:HTTP のデフォルトポートは 80、HTTPS は 443 です。URL にポートが明示されていない場合はデフォルトポートが使われます。ポート 8080 は開発用や代替 HTTP サービス、アプリケーションサーバ(例: Tomcat)のデフォルトとしてよく使われます。
- URL の他の構成要素:ユーザ情報(user:pass@host)、クエリ(?key=val)、フラグメント(#section)などが含まれることがあります。IPv6 アドレスをホストに使う場合はブラケット表記(例: http://[2001:db8::1]:8080/)になります。
FAQ
Q1: ポート指定がない場合はどうなるのですか?
A1: スキームに応じた標準ポートが使われます(http → 80、https → 443)。明示的に別のポートが必要なら URL に :ポート を付けます。
A1: スキームに応じた標準ポートが使われます(http → 80、https → 443)。明示的に別のポートが必要なら URL に :ポート を付けます。
Q2: URL でプロキシを指定する方法はありますか?
A2: 一般には URL 自体でプロキシを示すことはなく、ブラウザやクライアントのプロキシ設定(環境変数やプロキシ設定画面)で指定します。一部のツールやライブラリはプロキシ情報を URL 形式で受け取ることもありますが、それはプロキシ専用の取り決めです。
A2: 一般には URL 自体でプロキシを示すことはなく、ブラウザやクライアントのプロキシ設定(環境変数やプロキシ設定画面)で指定します。一部のツールやライブラリはプロキシ情報を URL 形式で受け取ることもありますが、それはプロキシ専用の取り決めです。
Q3: ホスト名からサーバ所在地を特定できますか?
A3: 完全にはできません。WHOIS や GeoIP サービスで推測はできますが、確定的ではありません。CDN やクラウドにより実際のサーバは異なる国にあることがあります。
A3: 完全にはできません。WHOIS や GeoIP サービスで推測はできますが、確定的ではありません。CDN やクラウドにより実際のサーバは異なる国にあることがあります。
関連キーワード: URL、スキーム、ポート番号、パス、ホスト名、HTTP、8080、ドメイン名、リソース、プロキシ

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