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応用情報技術者 2015年 秋期 午前248


問題文

二つの独立したテストグループ A, Bが、あるシステムについて一定期間並行してテストを行い、それぞれ個及び個のエラーを検出した。このうち、共通のエラーは個であった。このシステムの総エラー数を予測する式はどれか。ここで、 >0, > 0, > 0 とする。また、グループA, Bのエラーを検出する能力及び効率は等しいものとする。

選択肢

(正解)

二つの独立したテストグループによる総エラー数予測【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:総エラー数の推定には、の式が適切です。
  • 根拠:独立したテストグループの検出エラー数と共通エラー数から、捕捉率を考慮した推定値を求めるためです。
  • 差がつくポイント:単純な和や積ではなく、共通エラー数で割ることで重複を補正し、検出能力の等しさを前提に正確な推定が可能になります。

正解の理由

選択肢エの式は、二つの独立したグループが検出したエラー数と共通のエラー数を用いて、全体のエラー数を推定する「捕獲再捕獲法(キャプチャ・リキャプチャ法)」の基本式です。
この方法は、両グループの検出能力が等しいことを前提に、が両グループに共通して検出されたエラー数であることから、全体のエラー数をと推定します。
他の選択肢は単純な和や積、比率であり、重複や検出能力の補正ができていません。

よくある誤解

  • 単純にエラー数の和から共通部分を引くだけでは、検出漏れを考慮できません。
  • 共通エラー数を掛け算や割り算の分子に置く誤りが多いです。

解法ステップ

  1. グループAとBの検出エラー数を確認する。
  2. 両グループで共通に検出したエラー数を把握する。
  3. 両グループの検出能力が等しいことを前提にする。
  4. 捕獲再捕獲法の式を適用する。
  5. 選択肢の中からこの式に合致するものを選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア:
    → 単純な和から共通部分を引いただけで、検出漏れを考慮していません。
  • イ:
    → 共通エラー数を掛け算の分子に含めるのは誤りで、値が過大になります。
  • ウ:
    → 和を共通数で割るのは意味がなく、推定値として不適切です。
  • エ:
    → 捕獲再捕獲法の基本式であり、正しい推定式です。

補足コラム

捕獲再捕獲法は生態学で動物の個体数推定に使われる手法ですが、ソフトウェアテストのエラー検出数推定にも応用されます。
この方法は、複数の独立した検出グループが存在し、検出能力が均等であることが前提です。
検出能力に差がある場合は、より複雑なモデルや補正が必要になります。

FAQ

Q: なぜ単純に和から共通部分を引くだけではダメですか?
A: それでは検出漏れを考慮できず、実際の総エラー数を過小評価してしまいます。
Q: 捕獲再捕獲法はどんな場面で使えますか?
A: 複数の独立した検出グループがあり、共通検出数が分かる場合に総数推定に使えます。

関連キーワード: 捕獲再捕獲法、エラー検出数推定、独立テストグループ、ソフトウェアテスト、統計的推定
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