応用情報技術者 2015年 春期 午前2 問08
問題文
グリッドコンピューティングの説明はどれか。
選択肢
ア:OSを実行するプロセッサ、アプリケーションを実行するプロセッサというように、それぞれの役割が決定されている複数のプロセッサによって処理を分散する方式である。
イ:PCから大型コンピュータまで、ネットワーク上にある複数のプロセッサに処理を分散して、大規模な一つの処理を行う方式である。(正解)
ウ:カーネルプロセスとユーザプロセスを区別せずに、同等な複数のプロセッサに処理を分散する方式である。
エ:プロセッサ上でスレッド(プログラムの実行単位)レベルの並列化を実現し、プロセッサの利用効率を高める方式である。
グリッドコンピューティングの説明【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:グリッドコンピューティングはネットワーク上の複数の異種プロセッサに処理を分散し、大規模処理を実現する方式です。
- 根拠:PCから大型コンピュータまで多様な資源を統合し、一つの仮想スーパーコンピュータのように動作させる点が特徴です。
- 差がつくポイント:単一のプロセッサ内や同種プロセッサ間の並列処理ではなく、異種混在の分散資源を活用する点を正確に理解しましょう。
正解の理由
イは「PCから大型コンピュータまで、ネットワーク上にある複数のプロセッサに処理を分散して、大規模な一つの処理を行う方式」とあり、グリッドコンピューティングの本質を正しく表しています。異なる種類のコンピュータ資源をネットワークで結び、協調して処理を行うため、大規模計算や資源共有に適しています。
よくある誤解
グリッドコンピューティングは単に複数のプロセッサで並列処理を行うことではなく、異種の分散資源を統合して一つの大きな計算資源として利用する点が重要です。
解法ステップ
- 問題文の「グリッドコンピューティング」の定義を思い出す。
- 選択肢の説明が「異種の複数プロセッサをネットワークで結ぶ」か確認する。
- 「単一プロセッサ内の並列化」や「役割が固定されたプロセッサ」などの説明は除外する。
- 最も適切に分散処理の特徴を表す選択肢を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア:役割が固定された複数プロセッサの分散は、グリッドではなく専用の分散システムやクラスタに近い概念です。
- イ:正解。異種の複数プロセッサをネットワークで結び、大規模処理を行う方式を正しく説明。
- ウ:カーネルプロセスとユーザプロセスの区別はOSの話であり、グリッドコンピューティングの説明としては不適切です。
- エ:スレッドレベルの並列化はマルチスレッドやマルチコアCPUの話で、グリッドとは異なります。
補足コラム
グリッドコンピューティングは、計算資源の共有と協調利用を目的とし、科学技術計算や大規模データ解析に活用されます。クラウドコンピューティングと似ていますが、クラウドはサービス提供に重点を置くのに対し、グリッドは資源の統合利用に重点があります。
FAQ
Q: グリッドコンピューティングとクラウドコンピューティングの違いは?
A: グリッドは異種資源の協調利用に重点を置き、クラウドはサービスの柔軟な提供と管理に重点を置きます。
A: グリッドは異種資源の協調利用に重点を置き、クラウドはサービスの柔軟な提供と管理に重点を置きます。
Q: グリッドコンピューティングはどのような分野で使われますか?
A: 大規模科学計算、シミュレーション、ビッグデータ解析など、計算資源を大量に必要とする分野で利用されます。
A: 大規模科学計算、シミュレーション、ビッグデータ解析など、計算資源を大量に必要とする分野で利用されます。
関連キーワード: グリッドコンピューティング、分散処理、大規模計算、ネットワーク資源共有、並列処理

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