応用情報技術者 2016年 秋期 午前2 問14
問題文
あるシステムにおいて、MTBFとMTTRがともに 1.5倍になったとき、アベイラビリティ (稼働率) は何倍になるか。
選択肢
ア:2/3
イ:1.5
ウ:2.25
エ:変わらない(正解)
MTBFとMTTRが1.5倍になったときのアベイラビリティ【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:MTBFとMTTRが同じ倍率で増加してもアベイラビリティは変わらない。
- 根拠:アベイラビリティはMTBFをMTBF+MTTRで割った値であり、両方が同じ倍率で増えると比率は変わらない。
- 差がつくポイント:MTBFとMTTRの関係性を理解し、単純に増加したからといって稼働率が変わるとは限らない点を押さえること。
正解の理由
アベイラビリティは以下の式で表されます。
ここでMTBFとMTTRがともに1.5倍になると、
となり、元のアベイラビリティと変わらないため、正解はエです。
よくある誤解
MTBFやMTTRが増えれば単純に稼働率も上がると考えがちですが、両方が同じ割合で増加すると比率は変わりません。MTTRの増加は稼働率低下に直結します。
解法ステップ
- アベイラビリティの定義式を確認する。
- MTBFとMTTRがともに1.5倍になることを式に代入する。
- 分子と分母に同じ倍率がかかっていることを確認する。
- 約分して元の値と同じになることを導く。
- よってアベイラビリティは変わらないと結論づける。
選択肢別の誤答解説
- ア: 2/3
MTBFとMTTRが増えた場合の比率変化を誤解し、単純に減少すると誤認。 - イ: 1.5
MTBFの増加だけを考慮し、MTTRの増加を無視してしまう誤り。 - ウ: 2.25
MTBFとMTTRの増加を掛け合わせて倍率が増えると誤解した結果。 - エ: 変わらない
正しくMTBFとMTTRの比率が変わらないことを理解している。
補足コラム
MTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均修復時間)はシステムの信頼性評価において重要な指標です。アベイラビリティはこれらのバランスで決まるため、片方だけを改善しても全体の稼働率向上にはつながりません。改善策を検討する際は両者のバランスを考慮しましょう。
FAQ
Q: MTBFが増えれば必ずアベイラビリティは上がりますか?
A: MTBFが増えてもMTTRも同じ割合で増えればアベイラビリティは変わりません。比率が重要です。
A: MTBFが増えてもMTTRも同じ割合で増えればアベイラビリティは変わりません。比率が重要です。
Q: MTTRを減らすことはアベイラビリティ向上に効果的ですか?
A: はい。MTTRが減ると分母が小さくなり、アベイラビリティが向上します。
A: はい。MTTRが減ると分母が小さくなり、アベイラビリティが向上します。
関連キーワード: MTBF, MTTR, アベイラビリティ、稼働率、信頼性評価

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