応用情報技術者 2016年 春期 午前2 問11
問題文
液晶ディスプレイ (LCD)の特徴として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:電圧を加えると発光する有機化合物を用いる。
イ:電子銃から発射された電子ビームが蛍光体に当たって発光する。
ウ:光の透過を画素ごとに制御し、カラーフィルタを用いて色を表現する。(正解)
エ:放電によって発生する紫外線と蛍光体を利用する。
液晶ディスプレイ (LCD)の特徴 +【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:液晶ディスプレイは光の透過を画素ごとに制御し、カラーフィルタで色を表現する方式です。
- 根拠:LCDは自発光しないため、バックライトの光を液晶層で調整し、色はRGBのカラーフィルタで作り出します。
- 差がつくポイント:発光の有無や光の制御方法を正確に理解し、他のディスプレイ技術(有機EL、CRT、プラズマ)との違いを押さえることが重要です。
正解の理由
ウは液晶ディスプレイの基本原理を正確に表しています。液晶は光を直接発光しませんが、バックライトの光を液晶分子の配向で透過量を制御し、RGBのカラーフィルタを通して色を表現します。これにより高精細で省電力な表示が可能です。
よくある誤解
液晶ディスプレイは自発光しないため「発光する」と誤解されがちです。また、電子ビームや放電を使う方式はCRTやプラズマディスプレイの特徴であり、LCDとは異なります。
解法ステップ
- 各選択肢のディスプレイ技術を把握する。
- LCDの特徴は「光の透過制御」と「カラーフィルタの使用」であることを確認。
- 発光の有無や光源の種類で選択肢を比較。
- 発光する有機化合物は有機EL、電子ビームはCRT、放電はプラズマの特徴と区別。
- 正しいLCDの説明であるウを選択する。
選択肢別の誤答解説
- ア: 有機化合物の発光は有機ELディスプレイの特徴であり、LCDとは異なります。
- イ: 電子銃と蛍光体はCRTディスプレイの原理で、LCDの説明ではありません。
- ウ: LCDの光透過制御とカラーフィルタ使用を正しく説明しています。
- エ: 放電と紫外線蛍光体はプラズマディスプレイの特徴であり、LCDとは無関係です。
補足コラム
液晶ディスプレイはバックライトの光を液晶分子の配向で制御し、RGBカラーフィルタで色を作ります。これに対し、有機ELは自発光型で薄型・高コントラスト、CRTは電子ビームで蛍光体を発光させる方式、プラズマは放電で紫外線を発生させ蛍光体を光らせる方式です。用途や性能の違いを理解すると、各技術の特徴がより明確になります。
FAQ
Q: 液晶ディスプレイはなぜ自発光しないのですか?
A: 液晶自体は光を発する物質ではなく、光の透過や遮断を制御するため、バックライトが必要です。
A: 液晶自体は光を発する物質ではなく、光の透過や遮断を制御するため、バックライトが必要です。
Q: 有機ELディスプレイと液晶ディスプレイの違いは何ですか?
A: 有機ELは自発光型でバックライト不要、液晶はバックライトが必要で光の透過を制御します。
A: 有機ELは自発光型でバックライト不要、液晶はバックライトが必要で光の透過を制御します。
関連キーワード: 液晶ディスプレイ、LCD, カラーフィルタ、バックライト、有機EL, CRT, プラズマディスプレイ

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