応用情報技術者 2017年 秋期 午前2 問44
問題文
ICカードの耐タンパ性を高める対策はどれか。
選択肢
ア:IC カードと IC カードリーダとが非接触の状態で利用者を認証して、利用者の利便性を高めるようにする。
イ:故障に備えてあらかじめ作成した予備のICカードを保管し、 故障時に直ちに予備カードに交換して利用者がICカードを使い続けられるようにする。
ウ:信号の読出し用プローブの取付けを検出すると ICチップ内の保存情報を消去する回路を設けて、 ICチップ内の情報を容易に解析できないようにする。(正解)
エ:利用者認証にICカードを利用している業務システムにおいて、退職者のICカードは業務システム側で利用を停止して、 他の利用者が使用できないようにする。
ICカードの耐タンパ性を高める対策【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:耐タンパ性を高めるには、ICチップ内の情報を不正解析から守る仕組みが必要です。
- 根拠:信号の読出し用プローブの取り付けを検出し、情報を消去する回路は物理的な解析を防ぎます。
- 差がつくポイント:単なる利便性向上や運用面の対策ではなく、ハードウェアレベルでの防御策を理解することが重要です。
正解の理由
ウは、ICカードの耐タンパ性(耐タンパリング性)を高める具体的な技術的対策です。信号の読出し用プローブが取り付けられたことを検知し、ICチップ内の保存情報を消去する回路を設けることで、物理的な解析や改ざんを困難にします。これにより、ICカードの内部情報が不正に読み取られるリスクを大幅に減らせます。
よくある誤解
耐タンパ性は単に利用者認証の利便性向上や運用上の管理だけで達成できるものではありません。物理的な攻撃に対する防御策が不可欠です。
解法ステップ
- 問題文の「耐タンパ性」の意味を確認する(物理的な改ざん耐性)。
- 各選択肢の内容を耐タンパ性の観点で評価する。
- 利便性向上や運用管理は耐タンパ性の直接的対策ではないと判断。
- 物理的な解析防止策を示す選択肢を選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア:非接触認証は利便性向上策であり、耐タンパ性とは直接関係ありません。
- イ:予備カードの保管は故障対策であり、耐タンパ性の強化策ではありません。
- ウ:信号の読出し用プローブ検出と情報消去回路は物理的な改ざん防止策で正解です。
- エ:退職者カードの利用停止は運用管理の対策であり、耐タンパ性の技術的強化ではありません。
補足コラム
耐タンパ性(耐タンパリング性)とは、ICカードやセキュリティ機器が物理的な改ざんや解析に耐える能力を指します。具体的には、チップ内部の信号線にプローブを取り付けられた際に検知し、情報を消去するなどの対策が代表的です。これにより、秘密情報の漏洩や不正利用を防止します。
FAQ
Q: 耐タンパ性と耐改ざん性は同じ意味ですか?
A: はい、耐タンパ性は耐改ざん性の一種で、特に物理的な改ざんに対する防御力を指します。
A: はい、耐タンパ性は耐改ざん性の一種で、特に物理的な改ざんに対する防御力を指します。
Q: 利用者認証の利便性向上は耐タンパ性に関係ありますか?
A: いいえ、利便性向上はユーザビリティの改善であり、耐タンパ性とは異なる対策です。
A: いいえ、利便性向上はユーザビリティの改善であり、耐タンパ性とは異なる対策です。
関連キーワード: ICカード、耐タンパリング、セキュリティ対策、物理的解析防止、情報消去回路

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