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応用情報技術者 2019年 秋期 午前212


問題文

SDメモリカードの上位規格の一つである SDXCの特徴として、適切なものはどれか。

選択肢

GPS, カメラ、無線 LAN アダプタなどの周辺機能をハードウェアとしてカードに搭載している。
SDメモリカードの4分の1以下の小型サイズで、最大32Gバイトの容量をもつ。
著作権保護技術として AACSを採用し、従来の SD メモリカードよりもセキュリティが強化された。
ファイルシステムに exFATを採用し、最大2TBバイトの容量に対応できる。(正解)

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SDXCの規格特徴【午前2解説】

正解の理由

SDXCはファイルシステムに Microsoft が策定した exFAT を採用する規格であり、規格上は32GBを超えて最大2TBまでの容量クラスを想定しています。したがって選択肢の中ではファイルシステムが exFAT で最大2TBに対応するとする が正しい説明です。
(補足)exFAT は大容量・大ファイルを扱うために設計され、SDXCカードの標準フォーマットとして採用されています。

解法ステップ

  1. SDカードの世代(SDSC / SDHC / SDXC / SDUC)とそれぞれの定義(容量域・代表的なファイルシステム)を思い出す。
  2. 各選択肢が「規格の特徴(容量・ファイルシステム・機能)」に関する記述かを確認する。
  3. SDXC の正式仕様に即して、どの選択肢が一致するかを判断する。
    • SDSC: ~2GB(主にFAT12/16)
    • SDHC: >2GB~32GB(一般にFAT32で運用されることが多い)
    • SDXC: >32GB~2TB(exFATを標準とする)
    • SDUC: >2TB~128TB(後継規格)
  4. これらと照合して誤りを排除し、正解を特定する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 「GPS や無線LANアダプタなどをカードに搭載」
    • これは SDIO(Secure Digital Input Output)機能や SDIO カードに該当する説明です。SDXC は容量規格であり、外付け機能の搭載を規定するものではありません。よって誤りです。
  • イ: 「SDメモリカードの4分の1以下の小型サイズで、最大32Gバイト」
    • 「小型サイズ」は microSD 等のフォームファクタ(形状)に関する説明であり、容量上限の「最大32GB」は SDHC 規格の上限を指します。フォームファクタ(microSD)と容量規格(SDSC/SDHC/SDXC)は別の概念で併存します。従ってこの文は混同しており、SDXC の説明として誤りです。
  • ウ: 「著作権保護技術として AACS を採用」
    • AACS(Advanced Access Content System)は主に光ディスク(Blu-ray など)向けのコンテンツ保護方式で、SDカード規格での標準的なコピー保護方式ではありません。SD関連では CPRM 等が歴史的に用いられる例があり、AACS と混同してはなりません。よって誤りです。
  • エ: 「ファイルシステムに exFAT を採用し、最大2TBの容量に対応」
    • SDアソシエーションの SDXC 規格は exFAT を採用し、容量域として >32GB~2TB を想定しています。したがってこれが正しい記述です(選択肢は )。

よくある誤解

  1. 「FAT32 の最大は 32GB」
    • 誤解です。FAT32 自体は理論上もっと大きなボリュームを扱えますが、SD規格側の区分である SDHC が最大 32GB と定められているため実務上は SDHC カードに FAT32 が使われることが多い、という関係です。規格(SDHC)とファイルシステム(FAT32)を混同しないようにしてください。
  2. 「microSD = 低容量カード」
    • 誤解です。microSD は形状(フォームファクタ)を指す名称で、容量クラスは SDSC/SDHC/SDXC/SDUC といった規格で決まります。microSDXC のように micro 形状であっても SDXC 規格(大容量)となる製品は存在します。

補足コラム

  • SDの世代と代表的な仕様(簡潔)
    • SDSC (Standard Capacity):~2GB、主にFAT12/16
    • SDHC (High Capacity):>2GB ~ 32GB、一般的にFAT32で運用
    • SDXC (eXtended Capacity):>32GB ~ 2TB、標準でexFATを採用
    • SDUC (Ultra Capacity):>2TB ~ 128TB(新しい規格)
  • exFAT の互換性
    • Windows、macOS は標準サポート。Linux はカーネル組み込みの exFAT ドライバやユーザ空間実装で対応するケースが多い。FSのサポート状況はOSやバージョンに依存します。

FAQ

Q: SDXCカードをFAT32にフォーマットして使えますか?
A: 技術的には可能ですが、容量と互換性の問題があります。多くの機器は SDXC を exFAT 前提で設計されているため、FAT32に再フォーマットすると互換性や性能の問題が生じることがあります。
Q: microSD と SDXC の違いは何ですか?
A: microSD はカードの物理サイズ(フォームファクタ)を指します。SDXC は容量クラス/規格(>32GB~2TB)を指します。よって「microSDXC」は microSD サイズで SDXC 規格(大容量)に合致するカードです。
Q: SDXC と SDUC の違いは?
A: SDXC は最大2TBまで、SDUC(SD Ultra Capacity)はより大きな容量(規格上は最大128TB)を扱う次世代規格です。

関連キーワード: SDXC、exFAT、SDHC、SDSC、SDUC、microSD、SDIO、CPRM、AACS、ファイルシステム、容量規格
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