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応用情報技術者 2019年 春期 午前230


問題文

トランザクションのACID特性のうち、一貫性(consistency)の説明はどれか。

選択肢

整合性の取れたデータベースに対して、トランザクション実行後も整合性が取れている性質である。(正解)
同時実行される複数のトランザクションは互いに干渉しないという性質である。
トランザクションは、完全に実行が完了するか、全く実行されなかったかの状態しかとらない性質である。
ひとたびコミットすれば、その後どのような障害が起こっても状態の変更が保たれるという性質である。

トランザクションのACID特性のうち、一貫性(consistency)の説明【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:一貫性とは、トランザクション実行後もデータベースの整合性が保たれる性質を指します。
  • 根拠:トランザクションは開始前後でデータの整合性制約を満たし、矛盾のない状態を維持する必要があります。
  • 差がつくポイント:ACIDの他の特性(原子性、独立性、耐久性)と混同せず、一貫性は「整合性維持」に特化した概念であることを理解することです。

正解の理由

選択肢アは「整合性の取れたデータベースに対して、トランザクション実行後も整合性が取れている性質」とあり、一貫性の定義に合致しています。トランザクションは開始前の整合性状態を壊さず、終了後も整合性制約を満たすことが求められます。これが一貫性(consistency)の本質です。

よくある誤解

一貫性を「同時実行制御」や「障害耐性」と混同しやすいですが、これらは独立性(Isolation)や耐久性(Durability)に該当します。
また、原子性(Atomicity)と混同して「全て実行されるか全く実行されないか」と誤解されることもあります。

解法ステップ

  1. ACIDの4つの特性(Atomicity, Consistency, Isolation, Durability)を確認する。
  2. 一貫性(consistency)は「整合性を保つこと」と覚える。
  3. 選択肢の説明文が「整合性維持」に合致しているかを判断する。
  4. 他の特性の説明と混同していないか注意する。
  5. 一貫性の説明に最も適した選択肢を選ぶ。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 正解。トランザクション後も整合性が保たれる性質を正しく説明している。
  • イ: 同時実行されるトランザクションが互いに干渉しない性質は「独立性(Isolation)」の説明であり、一貫性ではない。
  • ウ: トランザクションが全て実行されるか全く実行されないかの性質は「原子性(Atomicity)」の説明である。
  • エ: コミット後の障害に対して状態変更が保たれる性質は「耐久性(Durability)」の説明である。

補足コラム

ACID特性はデータベーストランザクションの信頼性を保証する基本概念です。
  • Atomicity(原子性):処理は全て成功か全て失敗かのどちらか。
  • Consistency(一貫性):整合性制約を満たす。
  • Isolation(独立性):同時実行時の干渉防止。
  • Durability(耐久性):コミット後の永続性。
    これらを正確に理解することが、データベース設計や運用において重要です。

FAQ

Q: 一貫性と整合性は同じ意味ですか?
A: 一貫性はトランザクション実行後も整合性制約が保たれる性質を指し、整合性はデータの正しさや矛盾のなさを意味します。
Q: 一貫性は同時実行制御と関係ありますか?
A: 一貫性は整合性維持の概念であり、同時実行制御は独立性(Isolation)に関わるため別の特性です。

関連キーワード: トランザクション、ACID特性、一貫性、整合性、データベース
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