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応用情報技術者 2020年 秋期 午前234


問題文

TCP, UDPのポート番号を識別し、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの対応関係を管理することによって、プライベート IPアドレスを使用する LAN上の複数の端末が、一つのグローバルIPアドレスを共有してインターネットにアクセスする仕組みはどれか。

選択肢

IP スプーフィング
IP マルチキャスト
NAPT(正解)
NTP

TCP, UDPのポート番号を識別し、プライベートIPアドレスとグローバルIPアドレスとの対応関係を管理することによって、プライベート IPアドレスを使用する LAN上の複数の端末が、一つのグローバルIPアドレスを共有してインターネットにアクセスする仕組みはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:複数のプライベートIP端末が一つのグローバルIPを共有する仕組みはNAPTである。
  • 根拠:NAPTはTCP/UDPのポート番号を用いて、プライベートIPとグローバルIPの対応を管理し、複数端末の通信を一つのIPで識別可能にする。
  • 差がつくポイント:単なるNATではなく、ポート番号まで管理するNAPTの役割を正確に理解することが重要である。

正解の理由

ウ: NAPT(Network Address Port Translation)は、LAN内の複数のプライベートIPアドレスを持つ端末が、一つのグローバルIPアドレスを共有してインターネットにアクセスできるようにする技術です。
NAPTはTCPやUDPのポート番号を識別し、プライベートIPアドレスとポート番号の組み合わせをグローバルIPアドレスとポート番号に変換して管理します。これにより、複数端末の通信を区別し、一つのグローバルIPで複数の通信を同時に処理可能です。

よくある誤解

  • NATとNAPTを同じものと考え、ポート番号の管理が不要と思い込むことが多いです。
  • IPスプーフィングやIPマルチキャストと混同し、通信の仕組みを誤解するケースがあります。

解法ステップ

  1. 問題文の「複数のプライベートIP端末が一つのグローバルIPを共有」とある部分に注目する。
  2. 「TCP, UDPのポート番号を識別し」とあるため、単なるIPアドレス変換ではなくポート番号管理が必要と判断する。
  3. 選択肢の中でポート番号を扱う技術はNAPTのみであることを確認する。
  4. 他の選択肢の意味を理解し、該当しないことを確認する。
  5. よって正解はウ: NAPTと判断する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: IPスプーフィング
    IPスプーフィングは送信元IPアドレスを偽装する攻撃手法であり、IPアドレスの共有や変換とは無関係です。
  • イ: IPマルチキャスト
    IPマルチキャストは一対多の通信方式であり、IPアドレスの変換や共有の仕組みではありません。
  • ウ: NAPT
    正解。ポート番号を含めてアドレス変換を行い、複数端末の通信を一つのグローバルIPで管理します。
  • エ: NTP
    NTPはネットワーク時刻同期プロトコルであり、IPアドレスの変換や共有とは無関係です。

補足コラム

NAPTはNATの一種であり、特にポート番号を利用して複数の内部端末を一つのグローバルIPでインターネットに接続させる技術です。これによりIPv4アドレスの枯渇問題を緩和し、LAN内の端末を効率的に管理できます。一般的にはルーターがこの機能を担います。

FAQ

Q: NATとNAPTの違いは何ですか?
A: NATはIPアドレスの変換のみを行いますが、NAPTはIPアドレスに加えTCP/UDPのポート番号も変換し、複数端末の通信を一つのグローバルIPで区別します。
Q: なぜポート番号の管理が必要なのですか?
A: 複数の端末が同じグローバルIPを使う場合、通信を区別するためにポート番号を使って識別する必要があるためです。

関連キーワード: NAPT, NAT, プライベートIPアドレス、グローバルIPアドレス、ポート番号、TCP, UDP, IPスプーフィング、IPマルチキャスト、NTP
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