応用情報技術者 2021年 秋期 午前2 問30
問題文
分散データベースにおける “複製に対する透過性”の説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:それぞれのサーバの DBMS が異種であっても、プログラムは DBMSの相違を意識する必要がない。
イ:一つの表が複数のサーバに分割されて配置されていても、プログラムは分割された配置を意識する必要がない。
ウ:表が別のサーバに移動されても、プログラムは表が配置されたサーバを意識する必要がない。
エ:複数のサーバに一つの表が重複して存在しても、プログラムは表の重複を意識する必要がない。(正解)
分散データベースにおける“複製に対する透過性”の説明【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:複製に対する透過性とは、複数のサーバに同じデータが複製されていても、プログラムがその複製の存在を意識しなくてよいことです。
- 根拠:分散データベースの透過性は、利用者やプログラムが分散や複製の詳細を気にせずに操作できることを目的としています。
- 差がつくポイント:複製透過性は「データの重複管理の隠蔽」であり、分割や異種DBMSの透過性とは区別される点を理解しましょう。
正解の理由
選択肢エは「複数のサーバに一つの表が重複して存在しても、プログラムは表の重複を意識する必要がない」と述べています。これは複製に対する透過性の定義そのものであり、複製されたデータの存在を隠蔽し、利用者が単一のデータとして扱えるようにする機能を指します。したがって正解です。
よくある誤解
複製透過性と混同しやすいのが「分割透過性」や「異種DBMS透過性」です。これらはそれぞれ異なる透過性の概念であり、複製透過性とは別物です。
解法ステップ
- 問題文の「複製に対する透過性」の意味を正確に理解する。
- 各選択肢が示す透過性の種類を判別する。
- 複製透過性は「同じデータが複数存在しても意識不要」であることを確認。
- 選択肢エがこの条件を満たしているか検証。
- 他の選択肢は異なる透過性の説明であるため除外。
選択肢別の誤答解説
- ア:異種DBMSの違いを意識しないのは「異種DBMS透過性」であり、複製透過性ではない。
- イ:表が複数サーバに分割されている場合に意識不要なのは「分割透過性」であり、複製透過性とは異なる。
- ウ:表の移動を意識しないのは「配置透過性」であり、複製透過性の説明ではない。
- エ:複数サーバに同じ表が複製されていても意識不要であり、複製透過性の正しい説明。
補足コラム
分散データベースの透過性は主に「分割透過性」「複製透過性」「配置透過性」「異種DBMS透過性」の4種類に分類されます。これらは利用者やアプリケーションが分散環境の複雑さを意識せずにデータ操作できるようにするための重要な概念です。特に複製透過性は、データの冗長性を活かしつつ一貫性を保つための仕組みとして重要視されます。
FAQ
Q: 複製透過性がないとどんな問題が起きますか?
A: プログラムが複製の存在を意識しなければならず、データの整合性管理やアクセス制御が複雑になります。
A: プログラムが複製の存在を意識しなければならず、データの整合性管理やアクセス制御が複雑になります。
Q: 分割透過性と複製透過性はどう違いますか?
A: 分割透過性はデータが複数のサーバに分割されていることを隠す機能で、複製透過性は同じデータが複数サーバに複製されていることを隠す機能です。
A: 分割透過性はデータが複数のサーバに分割されていることを隠す機能で、複製透過性は同じデータが複数サーバに複製されていることを隠す機能です。
関連キーワード: 分散データベース、複製透過性、分割透過性、配置透過性、異種DBMS透過性、データ冗長性、一貫性管理

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