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応用情報技術者 2021年 秋期 午前260


問題文

システム監査基準(平成30年) に基づいて、監査報告書に記載された指摘事項に対応する際に、不適切なものはどれか。

選択肢

監査対象部門が、経営者の指摘事項に対するリスク受容を理由に改善を行わないこととする。
監査対象部門が、自発的な取組によって指摘事項に対する改善に着手する。
システム監査人が、監査対象部門の改善計画を作成する。(正解)
システム監査人が、監査対象部門の改善実施状況を確認する。

システム監査基準に基づく監査報告書の指摘事項対応【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:システム監査人が監査対象部門の改善計画を作成することは不適切です。
  • 根拠:監査人は監査の独立性を保ち、改善計画の作成は監査対象部門の責任範囲です。
  • 差がつくポイント:監査人は指摘事項の指摘と改善状況の確認に徹し、改善計画の策定には関与しないことが重要です。

正解の理由

選択肢ウは「システム監査人が監査対象部門の改善計画を作成する」とありますが、監査人は監査の独立性を維持し、改善計画の作成は監査対象部門の責任であるため不適切です。監査人は指摘事項を報告し、改善状況を確認する役割に限定されます。

よくある誤解

監査人が改善計画の作成を支援することはあるが、実際の計画作成は監査対象部門の責任である点を混同しやすいです。

解法ステップ

  1. システム監査基準の役割分担を理解する。
  2. 監査人の独立性と職務範囲を確認する。
  3. 各選択肢が監査人の役割に合致しているか検討する。
  4. 改善計画の作成が監査対象部門の責任であることを確認する。
  5. 不適切な選択肢を特定する。

選択肢別の誤答解説

  • ア:経営者のリスク受容を理由に改善を行わないのは、監査対象部門の判断であり不適切とは言えません。
  • イ:自発的な改善着手は望ましい対応であり適切です。
  • ウ:監査人が改善計画を作成するのは独立性の侵害で不適切です。
  • エ:監査人が改善実施状況を確認するのは監査の重要な役割で適切です。

補足コラム

システム監査基準では、監査人の独立性確保が最重要視されます。監査人が改善計画の作成に関与すると、監査の客観性が損なわれるため、監査対象部門が主体的に改善計画を策定し、監査人はその実施状況を監視・評価します。

FAQ

Q: 監査人は改善計画の策定にどの程度関与できますか?
A: 監査人は助言や指導は可能ですが、計画の作成自体は監査対象部門の責任です。
Q: 監査対象部門が改善を拒否した場合、監査人はどう対応すべきですか?
A: 監査報告書にその旨を明記し、経営者に報告することが求められます。

関連キーワード: システム監査基準、監査人の独立性、監査報告書、改善計画、監査対象部門
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