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応用情報技術者 2021年 春期 午前246


問題文

ICカードの耐タンパ性を高める対策はどれか。

選択肢

IC カードと IC カードリーダとが非接触の状態で利用者を認証して、利用者の利便性を高めるようにする。
故障に備えてあらかじめ作成した予備のICカードを保管し、故障時に直ちに予備カードに交換して利用者がICカードを使い続けられるようにする。
信号の読出し用プローブの取付けを検出すると ICチップ内の保存情報を消去する回路を設けて、ICチップ内の情報を容易には解析できないようにする。(正解)
利用者認証に ICカードを利用している業務システムにおいて、退職者のICカードは業務システム側で利用を停止して、他の利用者が利用できないようにする。

ICカードの耐タンパ性を高める対策【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:耐タンパ性を高めるには、ICチップ内の情報を不正解析から守る仕組みが必要です。
  • 根拠:信号の読出し用プローブの取付けを検出し、情報を消去する回路は物理的な解析を防止します。
  • 差がつくポイント:単なる利便性向上や運用管理ではなく、物理的攻撃に対する防御策を理解することが重要です。

正解の理由

選択肢ウは、ICカードの内部に信号の読出し用プローブが取り付けられたことを検知し、保存情報を消去する回路を設けています。これにより、物理的にICチップを解析しようとする攻撃(タンパリング)を防ぎ、耐タンパ性を高める対策として最も適切です。

よくある誤解

耐タンパ性は単にカードの利用停止や予備カードの用意ではなく、物理的な攻撃から情報を守る技術的対策を指します。

解法ステップ

  1. 問題文の「耐タンパ性」を「物理的な改ざん耐性」と理解する。
  2. 各選択肢が耐タンパ性に直接関係するかを検討する。
  3. 利便性向上や運用管理は耐タンパ性とは異なることを認識する。
  4. 物理的な解析防止策(情報消去回路など)が耐タンパ性向上に直結することを確認する。
  5. 以上から、選択肢ウを正解と判断する。

選択肢別の誤答解説

  • ア:非接触認証は利便性向上策であり、耐タンパ性とは無関係です。
  • イ:予備カードの用意は故障対応であり、耐タンパ性の強化策ではありません。
  • :物理的な解析を検知し情報を消去する回路を設けており、耐タンパ性を高める正しい対策です。
  • エ:利用停止は運用上の管理策であり、物理的な耐タンパ性とは異なります。

補足コラム

耐タンパ性とは、ICカードや電子機器が物理的な改ざんや解析から内部情報を守る能力を指します。具体的には、チップの内部にセンサーや自己破壊機能を組み込み、不正アクセスを検知するとデータを消去する仕組みが一般的です。これにより、カードの秘密情報が漏洩するリスクを低減します。

FAQ

Q: 耐タンパ性と耐障害性はどう違いますか?
A: 耐タンパ性は物理的な改ざん防止、耐障害性は故障や障害に対する耐性を指します。
Q: ICカードの利用停止は耐タンパ性に含まれますか?
A: いいえ。利用停止は運用管理の一環であり、耐タンパ性とは異なります。

関連キーワード: ICカード、耐タンパ性、タンパリング対策、情報消去回路、物理的改ざん防止
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