応用情報技術者 2021年 春期 午前2 問63
問題文
レコメンデーション(お勧め商品の提案)の例のうち、協調フィルタリングを用いたものはどれか。
選択肢
ア:多くの顧客の購買行動の類似性を相関分析などによって求め、顧客 A に類似した顧客Bが購入している商品を顧客Aに勧める。(正解)
イ:カテゴリ別に売れ筋商品のランキングを自動抽出し、リアルタイムで売れ筋情報を発信する。
ウ:顧客情報から、年齢、性別などの人口動態変数を用い、“20代男性“、“30 代女性” などにセグメント化した上で、各セグメント向けの商品を提示する。
エ:野球のバットを購入した人に野球のボールを勧めるなど商品間の関連に着目して、関連商品を提示する。
レコメンデーションの協調フィルタリング【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:協調フィルタリングは「顧客間の購買行動の類似性」を基に商品を推薦する手法です。
- 根拠:顧客Aに似た顧客Bの購入履歴を分析し、Aにおすすめ商品を提示するため、個人の嗜好を反映しやすい特徴があります。
- 差がつくポイント:協調フィルタリングは「ユーザー同士の類似性」に着目するのに対し、他の手法は「商品属性」や「人口統計情報」など異なる視点で推薦を行う点を理解しましょう。
正解の理由
アは、多くの顧客の購買行動の類似性を相関分析などで求め、似た顧客の購入商品を推薦する協調フィルタリングの典型的な説明です。これはユーザーの行動履歴を活用し、個々の嗜好に合った商品を提案できるため、協調フィルタリングの本質を正確に表しています。
よくある誤解
協調フィルタリングは「商品間の関連性」や「人口統計情報」に基づく推薦ではありません。これらは別の推薦手法であり、混同しやすいポイントです。
解法ステップ
- 問題文の「協調フィルタリング」の定義を確認する。
- 各選択肢の推薦方法を「ユーザー間の類似性」「商品間の関連性」「人口統計情報」などの観点で分類する。
- 「ユーザー間の類似性」に基づくものが協調フィルタリングであると判断する。
- 選択肢アが該当するため、正解とする。
選択肢別の誤答解説
- ア: 正解。顧客間の購買行動の類似性を利用し、協調フィルタリングの典型例。
- イ: 売れ筋ランキングをリアルタイムで発信する手法で、協調フィルタリングではなく「人気度ベースの推薦」。
- ウ: 年齢や性別など人口動態変数でセグメント化し推薦するため、「コンテンツベース推薦」や「属性ベース推薦」に近い。
- エ: 商品間の関連性に着目して推薦する「アソシエーション分析」や「アイテムベース協調フィルタリング」と混同しやすいが、説明文は商品間の関連性に特化しているため純粋な協調フィルタリングとは異なる。
補足コラム
協調フィルタリングには「ユーザーベース」と「アイテムベース」の2種類があります。ユーザーベースは似たユーザーの行動を参考にし、アイテムベースは似た商品を基に推薦します。問題文のアはユーザーベース協調フィルタリングの説明です。
FAQ
Q: 協調フィルタリングはどんなデータを使いますか?
A: 主にユーザーの行動履歴(購入履歴や評価データ)を使い、ユーザー間の類似性を計算します。
A: 主にユーザーの行動履歴(購入履歴や評価データ)を使い、ユーザー間の類似性を計算します。
Q: 協調フィルタリングとコンテンツベース推薦の違いは?
A: 協調フィルタリングはユーザー間の類似性に基づき推薦し、コンテンツベースは商品の属性情報を使って推薦します。
A: 協調フィルタリングはユーザー間の類似性に基づき推薦し、コンテンツベースは商品の属性情報を使って推薦します。
関連キーワード: 協調フィルタリング、レコメンデーション、購買行動分析、類似性分析、ユーザーベース、アイテムベース

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