応用情報技術者 2023年 秋期 午前2 問64
問題文
IT投資効果の評価方法において、キャッシュフローベースで初年度の投資によるキャッシュアウトを何年後に回収できるかという指標はどれか。
選択肢
ア:IRR (Internal Rate of Return)
イ:NPV (Net Present Value)
ウ:PBP (Pay Back Period)(正解)
エ:ROI (Return On Investment)
IT投資効果の評価方法において、キャッシュフローベースで初年度の投資によるキャッシュアウトを何年後に回収できるかという指標はどれか【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:初期投資額を回収するまでの期間を示す指標はPBP(Pay Back Period)です。
- 根拠:PBPはキャッシュフローの累積額が初期投資額に達するまでの年数を計算し、回収期間を明確に示します。
- 差がつくポイント:NPVやIRRは投資の収益性を割引現在価値で評価し、ROIは投資利益率を示すため、回収期間の指標とは異なります。
正解の理由
ウ: PBP (Pay Back Period)は、初期投資額をキャッシュフローの累積で何年で回収できるかを示す指標です。投資の回収期間を直感的に把握できるため、資金繰りやリスク管理に役立ちます。問題文の「初年度の投資によるキャッシュアウトを何年後に回収できるか」という問いに最も適合します。
よくある誤解
NPVやIRRは投資の収益性を評価する指標であり、回収期間を示すものではありません。ROIは利益率を示すため、回収期間の指標とは異なります。
解法ステップ
- 問題文の「初年度の投資によるキャッシュアウトを何年後に回収できるか」という表現に注目する。
- 投資回収期間を示す指標を思い出す。
- 各選択肢の意味を確認し、回収期間を示すのはPBPであると判断する。
- PBPを選択肢から選ぶ。
選択肢別の誤答解説
- ア: IRR (Internal Rate of Return)
投資の収益率を示す指標で、回収期間ではありません。 - イ: NPV (Net Present Value)
将来キャッシュフローの現在価値の合計を示し、投資の価値判断に使いますが回収期間ではありません。 - ウ: PBP (Pay Back Period)
初期投資額を回収するまでの期間を示す正解です。 - エ: ROI (Return On Investment)
投資利益率を示し、回収期間の指標ではありません。
補足コラム
PBPは計算が簡単で理解しやすい反面、割引率を考慮しないため時間価値を無視します。対してNPVやIRRは割引率を用いて投資の収益性を評価し、より精緻な分析が可能です。投資判断では複数の指標を組み合わせて使うことが望ましいです。
FAQ
Q: PBPは割引率を考慮しますか?
A: いいえ、PBPは単純にキャッシュフローの累積で回収期間を計算し、割引率は考慮しません。
A: いいえ、PBPは単純にキャッシュフローの累積で回収期間を計算し、割引率は考慮しません。
Q: NPVとIRRはどのように違いますか?
A: NPVは投資の現在価値の合計を示し、IRRはそのNPVがゼロになる割引率を示します。
A: NPVは投資の現在価値の合計を示し、IRRはそのNPVがゼロになる割引率を示します。
関連キーワード: 投資回収期間、キャッシュフロー、投資評価指標、PBP, IRR, NPV, ROI

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