応用情報技術者 2024年 春期 午前2 問10
問題文
主記憶のアクセス時間が60ナノ秒、キャッシュメモリのアクセス時間が10ナノ秒であるシステムがある。キャッシュメモリを介して主記憶にアクセスする場合の実効アクセス時間が15ナノ秒であるとき、キャッシュメモリのヒット率は幾らか。
選択肢
ア:0.1
イ:0.17
ウ:0.83
エ:0.9(正解)
主記憶とキャッシュの実効アクセス時間計算【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:キャッシュのヒット率は0.9(90%)である。
- 根拠:実効アクセス時間はヒット率とミス率を加味した加重平均で計算されるため、式からヒット率を求める。
- 差がつくポイント:実効アクセス時間の計算式を正確に理解し、ヒット率を求める逆算ができるかが重要。
正解の理由
キャッシュメモリの実効アクセス時間(EAT)は以下の式で表されます。
ここで、ミス率は です。
問題の数値を代入すると、
これを解くと、
よって、ヒット率は0.9、選択肢の中ではエが正解です。
ここで、ミス率は です。
問題の数値を代入すると、
これを解くと、
よって、ヒット率は0.9、選択肢の中ではエが正解です。
よくある誤解
キャッシュのヒット率を単純にアクセス時間の比率で判断しがちですが、実効アクセス時間はヒット率とミス率の加重平均であることを忘れてはいけません。
解法ステップ
- 実効アクセス時間の式を確認する。
- ヒット率を と置き、ミス率は とする。
- 与えられた数値を式に代入する。
- についての方程式を解く。
- 計算結果を選択肢と照合する。
選択肢別の誤答解説
- ア(0.1):ヒット率が低すぎて実効アクセス時間がもっと長くなるため不適。
- イ(0.17):ヒット率が低く、実効アクセス時間が15ナノ秒にはならない。
- ウ(0.83):近いが計算結果と合わず、正確な値ではない。
- エ(0.9):計算により正確に導出される正解。
補足コラム
キャッシュメモリはCPUと主記憶の速度差を埋めるために使われます。ヒット率が高いほど、CPUは高速なキャッシュからデータを取得でき、システム全体の性能が向上します。実効アクセス時間はシステムの性能指標として重要です。
FAQ
Q: 実効アクセス時間がキャッシュアクセス時間より短くなることはありますか?
A: いいえ。実効アクセス時間はキャッシュアクセス時間以上で、ヒット率が1の場合に等しくなります。
A: いいえ。実効アクセス時間はキャッシュアクセス時間以上で、ヒット率が1の場合に等しくなります。
Q: ヒット率が1の場合の実効アクセス時間は?
A: キャッシュアクセス時間と同じ10ナノ秒になります。
A: キャッシュアクセス時間と同じ10ナノ秒になります。
関連キーワード: キャッシュメモリ、実効アクセス時間、ヒット率、主記憶、アクセス時間

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