戦国IT - 情報処理技術者試験の過去問対策サイト
お知らせお問い合わせ料金プラン

データベーススペシャリスト試験 2023年 午前222


問題文

データからパリティを生成し、データとパリティを4台以上のハードディスクに分散して書き込むことによって、2台までのハードディスクが故障してもデータを復旧できるRAIDレベルはどれか。

選択肢

RAID0
RAID1
RAID5
RAID6(正解)

データからパリティを生成し、2台までのハードディスク故障に耐えられるRAIDレベルはどれか【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:2台までのハードディスク故障に耐えられるRAIDレベルはRAID6です。
  • 根拠:RAID6はデータと2種類のパリティ情報を複数台に分散して書き込み、2台同時故障でも復旧可能です。
  • 差がつくポイント:RAID5はパリティ1種類で1台故障まで対応、RAID6はパリティ2種類で2台故障まで対応できる点が重要です。

正解の理由

RAID6はデータと2種類のパリティを4台以上のハードディスクに分散して書き込みます。これにより、2台のディスクが同時に故障しても、残りのディスクとパリティ情報からデータを完全に復旧可能です。問題文の「2台までの故障に耐えられる」という条件を満たすのはRAID6のみです。

よくある誤解

RAID5もパリティを使うため2台故障に耐えられると誤解されがちですが、RAID5は1台故障までの耐障害性しかありません。

解法ステップ

  1. RAIDの基本構成と耐障害性を確認する。
  2. RAID0はストライピングのみで耐障害性なし。
  3. RAID1はミラーリングで1台故障まで耐えられる。
  4. RAID5はパリティ1種類で1台故障まで耐えられる。
  5. RAID6はパリティ2種類で2台故障まで耐えられる。
  6. 問題の条件「2台までの故障に耐えられる」からRAID6を選択する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: RAID0
    ストライピングのみでパリティなし。1台でも故障するとデータ全損。耐障害性はありません。
  • イ: RAID1
    ミラーリングで1台故障まで耐えられますが、2台同時故障には対応できません。
  • ウ: RAID5
    パリティ1種類で1台故障まで耐えられますが、2台故障には対応できません。
  • エ: RAID6
    2種類のパリティを用い、2台までの故障に耐えられるため正解です。

補足コラム

RAID6は「ダブルパリティ」とも呼ばれ、RAID5の弱点である2台同時故障への耐性を強化しています。パリティ計算の負荷はRAID5より高いですが、信頼性が求められるサーバーやストレージで広く利用されています。

FAQ

Q: RAID6は最低何台のディスクが必要ですか?
A: RAID6は最低4台のディスクが必要です。2台分がパリティ用に使われます。
Q: RAID5とRAID6の性能差はありますか?
A: RAID6はパリティ計算が2種類あるため、RAID5より書き込み性能がやや低下しますが、耐障害性が高いです。

関連キーワード: RAID, パリティ、耐障害性、ストレージ、データ復旧、ハードディスク故障、ダブルパリティ
← 前の問題へ次の問題へ →

©︎2025 情報処理技術者試験対策アプリ

プライバシーポリシー利用規約開発者について