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エンベデッドシステムスペシャリスト 2009年 午前2 問24


問題文

ソフトウェア開発のプロセスモデルのうち、開発サイクルを繰り返すことによって、システムの完成度を高めていくプロセスモデルはどれか。

選択肢

ア:RADモデル
イ:ウォータフォールモデル
ウ:スパイラルモデル(正解)
エ:プロトタイピングモデル

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スパイラルモデル【午前2解説】

正解の理由

開発サイクルを繰り返し、少しずつシステムの完成度を高めていくプロセスモデルは、ウのスパイラルモデルです。
スパイラルモデルでは、計画、リスク分析、開発、評価などの工程をひとまとまりのサイクルとして実施します。このサイクルを繰り返すたびに、システムの機能や品質を段階的に高めていきます。特に、各サイクルでリスクを分析しながら開発を進める点が特徴です。

解法ステップ

  1. 問題文の「開発サイクルを繰り返す」という表現に注目します。
  2. 繰り返しながらシステムを段階的に完成させるモデルとして、スパイラルモデルを判断します。
  3. なお、プロトタイピングモデルも試作品を評価・改善しますが、スパイラルモデルの代表的な特徴は、サイクルごとにリスク分析を含めて開発を進めることです。

選択肢別の誤答解説

  • ア:RADモデル
    開発ツールや部品を活用し、短期間で開発することを重視するモデルです。開発サイクルを繰り返して完成度を高めることを主な特徴とするモデルではありません。
  • イ:ウォータフォールモデル
    要件定義、設計、実装、テストなどの工程を順に進めるモデルです。基本的には工程を後戻りせず進めるため、サイクルの反復を中心とする説明には当てはまりません。
  • ウ:スパイラルモデル
    開発サイクルを繰り返し、システムを段階的に完成させます。各サイクルでリスク分析を行うことも重要な特徴です。
  • エ:プロトタイピングモデル
    試作品(プロトタイプ)を作成して利用者の評価を受け、要求や仕様を明確にしていくモデルです。反復的な改善は行いますが、問題文が示す開発サイクルの反復とリスク分析の組合せは、スパイラルモデルを指します。

よくある誤解

  • 「反復的な開発」とあれば、必ずプロトタイピングモデルだと思う
    プロトタイプを評価して仕様を具体化するのが中心なら、プロトタイピングモデルです。リスク分析を含むサイクルを繰り返すなら、スパイラルモデルです。
  • ウォータフォールモデルにも工程が複数あるため、反復型だと考える
    工程が複数あることと、工程のまとまりを繰り返すことは別です。ウォータフォールモデルは、工程を順番に進めるのが基本です。

補足コラム

「スパイラル」という名前は、開発のサイクルを繰り返しながら、システムを外側へ広げるように成長させていくイメージに由来します。規模が大きく、技術面などのリスクが高い開発で、リスクを確認しながら段階的に進めたい場合に適しています。

FAQ

Q. スパイラルモデルでは、毎回同じ工程を行うのですか?
A. 基本的には、計画やリスク分析、開発、評価などの活動をサイクルごとに行います。サイクルの内容や規模は、開発状況に応じて変わることがあります。
Q. プロトタイピングモデルとスパイラルモデルは、どちらも反復型ですか?
A. どちらも試作や評価を繰り返す場合があります。区別する際は、プロトタイピングモデルは要求・仕様の明確化、スパイラルモデルはリスク分析を重視する点に注目します。

関連キーワード: ソフトウェア開発プロセス、リスク分析、反復型開発、プロトタイピングモデル
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