エンベデッドシステムスペシャリスト 2011年 午前2 問18
問題文
TCP/IPネットワークで使用されるARPの説明として、適切なものはどれか。
選択肢
ア:IPアドレスからMACアドレスを得るためのプロトコル(正解)
イ:IPアドレスからホスト名(ドメイン名)を得るためのプロトコル
ウ:MACアドレスからIPアドレスを得るためのプロトコル
エ:ホスト名(ドメイン名)からIPアドレスを得るためのプロトコル
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ARPの役割【午前2解説】
正解の理由
ARP(Address Resolution Protocol)は、同じネットワーク上で通信相手のIPアドレスからMACアドレスを調べるためのプロトコルです。そのため、適切なのはアです。
IPアドレスは通信相手を識別するために使われますが、イーサネットで実際にデータを届ける際にはMACアドレスが必要です。そこでARPを使って、宛先のIPアドレスに対応するMACアドレスを解決します。
解法ステップ
- 選択肢にある「IPアドレス」「MACアドレス」「ホスト名」の対応関係に注目します。
- ARPは、IPアドレスを手掛かりにMACアドレスを調べるプロトコルだと確認します。
- この対応に一致するアを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:正解です。IPアドレスからMACアドレスを得るためにARPを使用します。
- イ:誤りです。IPアドレスからホスト名を調べるのは、DNSの逆引きなどの役割です。
- ウ:誤りです。MACアドレスからIPアドレスを得る説明であり、ARPの説明とは逆向きです。
- エ:誤りです。ホスト名からIPアドレスを調べるのはDNSの役割です。
よくある誤解
- ARPとDNSを混同する
ARPはIPアドレスとMACアドレスの対応付け、DNSはホスト名とIPアドレスの対応付けです。 - ARPがIPアドレスからホスト名を調べると思う
ホスト名の名前解決はDNSの役割です。ARPが扱うのは、同一ネットワーク内でのIPアドレスとMACアドレスの対応です。 - ARPはMACアドレスからIPアドレスを調べると思う
通常のARPの基本的な用途は、IPアドレスから対応するMACアドレスを得ることです。
補足コラム
ARPの問い合わせでは、送信元がネットワーク内にブロードキャストで「このIPアドレスを持つ機器はいますか」と尋ねます。該当する機器が自分のMACアドレスを応答し、その対応関係はARPキャッシュに一定時間保存されます。
なお、ARPは主にIPv4で使われます。IPv6では、同様の近隣機器の探索に近隣探索(Neighbor Discovery)が使われます。
FAQ
Q. ARPはインターネット上のどの機器のMACアドレスも調べられますか?
A. いいえ。ARPで調べるのは、通常、同じネットワーク上で次にデータを渡す相手のMACアドレスです。宛先が別ネットワークにある場合は、まずデフォルトゲートウェイのMACアドレスを調べます。
A. いいえ。ARPで調べるのは、通常、同じネットワーク上で次にデータを渡す相手のMACアドレスです。宛先が別ネットワークにある場合は、まずデフォルトゲートウェイのMACアドレスを調べます。
Q. DNSとARPはどちらも名前解決ですか?
A. いいえ。DNSはホスト名とIPアドレスの対応を扱い、ARPはIPアドレスとMACアドレスの対応を扱います。
A. いいえ。DNSはホスト名とIPアドレスの対応を扱い、ARPはIPアドレスとMACアドレスの対応を扱います。
関連キーワード: ARP、MACアドレス、IPアドレス、DNS、ARPキャッシュ、近隣探索

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