エンベデッドシステムスペシャリスト 2020年 午前2 問10
問題文
スイッチを押す力を電気エネルギーに変えるなどの方法で得られる、微弱な電力を用いた無線通信技術はどれか。
選択肢
ア:EnOcean(正解)
イ:MIMO(Multiple Input, Multiple Output)
ウ:PLC
エ:Wi-SUN
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エネルギーハーベスティング無線【午前2解説】
正解の理由
スイッチを押すときの力など、身の回りのわずかなエネルギーを電力に変換して無線通信に利用する技術は、EnOceanです。
EnOceanは、スイッチを押す動作や光、温度差などから電力を得る「エネルギーハーベスティング」を活用します。そのため、電池交換や電源配線を減らしたセンサーやスイッチを実現できます。この特徴に当てはまるのはアです。
解法ステップ
- 「スイッチを押す力を電気エネルギーに変える」という部分に注目します。
- 周囲の環境や動作からエネルギーを得る技術、すなわちエネルギーハーベスティングを連想します。
- エネルギーハーベスティングを利用した無線通信技術であるEnOceanを選びます。
選択肢別の誤答解説
- ア:EnOceanです。微小な電力を環境や動作から得て、センサーなどの無線通信に利用します。
- イ:MIMOは、複数の送信アンテナと受信アンテナを使って通信速度や通信品質の向上を図る技術です。発電方法を指すものではありません。
- ウ:PLCは、電力線を通信回線として利用する技術です。無線通信ではなく、スイッチを押す力から電力を得る技術でもありません。
- エ:Wi-SUNは、スマートメーターやセンサーネットワークなどに使われる無線通信規格です。エネルギーハーベスティングを指す名称ではありません。
よくある誤解
- 無線通信規格なら、どれも電池なしで動くと思う
無線通信の方式と、通信機器に電力を供給する方式は別の観点です。EnOceanの特徴は、微小なエネルギーを利用して動作できる点にあります。 - PLCも電力を使うので、問題の技術に当てはまると思う
PLCの「電力」は、電力線を通信経路に使うことを指します。電力を発電する仕組みではありません。 - MIMOを複数の機器や電源を使う技術だと思う
MIMOは複数のアンテナを使う通信技術です。エネルギーを得る方法とは関係ありません。
補足コラム
エネルギーハーベスティングは、周囲に存在する小さなエネルギーを電力として活用する技術です。スイッチ操作の力のほか、光や温度差、振動などが利用されます。電池交換が難しい場所に設置するセンサーや、配線を減らしたい建物設備などで役立ちます。
FAQ
Q. EnOceanの機器は、必ず電池を使わないのですか?
A. 必ずとは限りません。エネルギーハーベスティングによって電池なしで動作できる機器がありますが、機器の設計や用途によって電池を使う場合もあります。
A. 必ずとは限りません。エネルギーハーベスティングによって電池なしで動作できる機器がありますが、機器の設計や用途によって電池を使う場合もあります。
Q. エネルギーハーベスティングと無線通信は同じ意味ですか?
A. 違います。エネルギーハーベスティングは電力を得る方法で、無線通信はデータを送受信する方法です。EnOceanは両者を組み合わせて利用します。
A. 違います。エネルギーハーベスティングは電力を得る方法で、無線通信はデータを送受信する方法です。EnOceanは両者を組み合わせて利用します。
関連キーワード: EnOcean、エネルギーハーベスティング、MIMO、PLC、Wi-SUN

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