エンベデッドシステムスペシャリスト 2023年 午前2 問10
問題文
DCモーターにおけるPWM制御方法はどれか。
選択肢
ア:パルス周期によって、モーターの回転角を制御する。
イ:パルス数によって、モーターの回転角を制御する。
ウ:パルス数によって、モーターの回転数を制御する。
エ:パルスのデューティ比によって、モーターの回転数を制御する。(正解)
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DCモーターのPWM制御【午前2解説】
正解の理由
PWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)は、一定周期のパルスについて、オンになっている時間の割合であるデューティ比を変える制御方式です。
DCモーターでは、デューティ比を大きくするとモーターに加わる平均電圧が高くなり、一般に回転数が上がります。したがって、パルスのデューティ比によってモーターの回転数を制御するエが正解です。
解法ステップ
- PWMが「パルス幅を変える制御」であることを確認します。
- パルス幅を変えると、オン時間の割合であるデューティ比が変化します。
- DCモーターでは、デューティ比によって平均的な印加電圧が変化します。
- 平均電圧の変化を利用して回転数を制御するため、エを選びます。
選択肢別の誤答解説
-
ア:パルス周期によって回転角を制御する
パルス周期は、パルスが繰り返される時間間隔です。PWMの回転数制御で主に変えるのはデューティ比であり、周期によって回転角を制御する説明ではありません。 -
イ:パルス数によって回転角を制御する
パルス数で回転角を制御するのは、主にステッピングモーターの制御で見られる考え方です。DCモーターのPWM制御の説明ではありません。 -
ウ:パルス数によって回転数を制御する
PWMでは、単位時間当たりのパルス数ではなく、パルスのデューティ比を変えて回転数を制御します。 -
エ:パルスのデューティ比によって回転数を制御する
デューティ比を変えてモーターへの平均印加電圧を調整し、回転数を制御します。PWM制御の説明として適切です。
よくある誤解
-
パルスの周期を変えることがPWMだと思う
PWMで制御する対象は、基本的にパルスのオン時間の割合であるデューティ比です。 -
パルス数でDCモーターの回転角を制御できると思う
パルス数と回転角の対応は、ステッピングモーターの制御でよく使われます。モーターの種類による制御方式の違いに注意してください。 -
デューティ比と回転数が常に完全な比例関係にあると思う
デューティ比を大きくすると回転数は一般に上がりますが、実際の回転数は負荷やモーターの特性などにも影響されます。
補足コラム
デューティ比は、1周期のうちパルスがオンになっている時間の割合です。
たとえばデューティ比が50%なら、1周期の半分の時間だけ電圧を印加します。PWMでは電圧を細かくオン・オフし、その割合によってモーターに加わる平均的な電圧を調整します。
FAQ
Q. PWMでパルスの周期を一定にする必要がありますか?
A. 基本的なPWM制御では周期を一定に保ち、デューティ比を変えて制御します。方式によっては周期も調整する場合がありますが、本問の要点はデューティ比による回転数制御です。
A. 基本的なPWM制御では周期を一定に保ち、デューティ比を変えて制御します。方式によっては周期も調整する場合がありますが、本問の要点はデューティ比による回転数制御です。
Q. デューティ比を0%や100%にするとどうなりますか?
A. 理想的には、0%ではオン時間がなく、100%では常にオンの状態です。実際のモーターの動作は、回路や負荷などの条件にも左右されます。
A. 理想的には、0%ではオン時間がなく、100%では常にオンの状態です。実際のモーターの動作は、回路や負荷などの条件にも左右されます。
関連キーワード: PWM、デューティ比、DCモーター、平均印加電圧、回転数制御、ステッピングモーター

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