基本情報技術者 2009年 春期 午前(科目A) 問39
問題文
図の環境で利用される①〜③のプロトコルの組合せとして、適切なものはどれか。

選択肢
ア:
イ:
ウ:(正解)
エ:
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ネットワークプロトコルの組合せ判定【午前解説】
正解の理由
図では①が「メール送信(クライアント→メールサーバ)」、②が「メール受信(メールサーバ→クライアント)」、③が「メール転送(メールサーバ↔メールサーバ)」を示しています。
SMTPはクライアントからサーバへメールを送信する役割(およびサーバからサーバへ転送する役割)を担う“送信(プッシュ)”プロトコルです。一方でPOP3/IMAPはクライアントが自分のメールを取得するためのプロトコルです。したがって正しい組合せは、①にSMTP、②にPOP3またはIMAP、③にSMTPとなります。正解は ウ です。
SMTPはクライアントからサーバへメールを送信する役割(およびサーバからサーバへ転送する役割)を担う“送信(プッシュ)”プロトコルです。一方でPOP3/IMAPはクライアントが自分のメールを取得するためのプロトコルです。したがって正しい組合せは、①にSMTP、②にPOP3またはIMAP、③にSMTPとなります。正解は ウ です。
解法ステップ
- 図の矢印が示す方向を確認し、どちらが「送信(プッシュ)」でどちらが「受信(プル)」か区別する。
- 送信(クライアント→サーバ、サーバ→サーバ)はSMTP系(Submission/SMTP)を想定する。
- 受信(サーバ→クライアント)はPOP3またはIMAPのどちらかを選ぶ。運用の違い(単純取得 vs 同期)を押さえる。
- ポートや認証、TLSの有無などで細かい選択肢(例:SMTP over TLS/Submission)を確認する。
選択肢別の誤答解説
- ア:もし①にPOP3を当てている組合せであれば誤りです。POP3はクライアントがサーバからメールを取得するためのプロトコルで、クライアント→サーバの送信には使いません。
- イ:①にIMAPを割り当てる設問は誤答です。IMAPも受信/同期用で、送信用プロトコルではありません。
- ウ:①=SMTP(送信)、②=POP3またはIMAP(受信)、③=SMTP(サーバ間転送)という正しい組合せを示します。
- エ:③にIMAPやPOP3を当てる選択肢は誤りです。サーバ間転送はMTA同士のSMTPで行われ、IMAP/POP3はクライアント向け受信プロトコルです。
よくある誤解
- SMTPは「受信」プロトコルだと誤認する:SMTPは送信用(プッシュ)で、受信取得はPOP3/IMAP(プル)が担います。
- POP3とIMAPの機能を混同する:POP3は基本的にダウンロード(既定ではサーバ上のメールを削除する運用が多い)、IMAPはサーバ上の状態を同期して複数端末での利用に向く点を押さえてください。
- サーバ間転送をIMAPやPOP3で行うと考える:サーバ間のメール配送はMTA同士でSMTPにより行われます。
補足コラム
- Submission(ポート587)とSMTP(ポート25)の違い:クライアントが認証して送信する(提出)用途には587が用いられ、MTA間転送や未認証のリレーは伝統的に25が使われます。現在はSTARTTLSやSMTPS(465)などで暗号化も一般的です。
- POP3のポートは通常110(暗号化で995)、IMAPは143(暗号化で993)。用途に応じてPOP3は単純ダウンロード、IMAPは複数端末での同期向けです。
- メールの仕組み用語:MUA(Mail User Agent=メールクライアント)、MTA(Mail Transfer Agent=メールサーバ間転送を行うエージェント)の役割を押さえておくと混同しにくくなります。
FAQ
Q1:クライアント→サーバ送信は常にポート25のSMTPですか?
A1:いいえ。クライアント送信ではSubmission(ポート587)を使い、認証や暗号化(STARTTLS)を行うのが現代の標準です。ポート25はMTA間の配送に主に使われます。
A1:いいえ。クライアント送信ではSubmission(ポート587)を使い、認証や暗号化(STARTTLS)を行うのが現代の標準です。ポート25はMTA間の配送に主に使われます。
Q2:POP3とIMAPのどちらが良いですか?
A2:複数端末でメールを同期したいならIMAP、単純にローカルへ取り込みたいだけでサーバ上の保存を不要にするならPOP3が適します。
A2:複数端末でメールを同期したいならIMAP、単純にローカルへ取り込みたいだけでサーバ上の保存を不要にするならPOP3が適します。
Q3:サーバ間転送でSMTPが使われる理由は?
A3:SMTPは“メール配送のための標準的なプロトコル”として送信・転送(プッシュ)を仕様上想定しており、MTA同士のやり取りに最適化されているためです。
A3:SMTPは“メール配送のための標準的なプロトコル”として送信・転送(プッシュ)を仕様上想定しており、MTA同士のやり取りに最適化されているためです。
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