基本情報技術者 2009年 春期 午前(科目A) 問54
問題文
ある商品のメーカー別の市場構成比を表すのに適切なグラフはどれか。
選択肢
ア:円グラフ
イ:帯グラフ(正解)
ウ:折れ線グラフ
エ:レーダチャート
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帯グラフによる市場構成比【午前解説】
正解の理由
帯グラフは全体を100%として各メーカーの比率を横に並べて示すため、メーカー間の比率差が視覚的に分かりやすく比較できます。長さで直接比較でき、並べ替えや色分けで順位やシェア差を強調できるため、複数のカテゴリー(メーカー)がある市場構成比の表現に適しています。したがって正解は イ(帯グラフ)です。
解法ステップ
- 目的確認:単に「ある時点のメーカー別比率(構成比)」を示すのか、時間変化や多次元比較かを明確にする。
- データ特性判定:カテゴリ数(メーカー数)が多いか少ないか、合計を100%で示す必要があるかを判断する。
- グラフ選定:単一時点の構成比で多数カテゴリなら帯グラフ(積み上げ横棒)、少数なら円グラフも可。時間変化なら折れ線、多観点比較ならレーダ。
- 見せ方調整:ソート、色、ラベル(%表記)で読みやすさを最適化する。
選択肢別の誤答解説
- ア: 円グラフ
円グラフは全体に対する割合を示すのに向くが、複数のメーカーで構成比を細かく比較する際は角度の違いが分かりにくく、視認性で不利です。 - イ: 帯グラフ
帯グラフは各カテゴリの比率を横に並べ長さで比較でき、ソートやラベルで順位や差を明確に示せるため最適です。正解は イ。 - ウ: 折れ線グラフ
折れ線は時系列の変化を追う用途に特化しており、単一時点の構成比を示すのには適していません。ポイントごとの比較では誤解を招きます。 - エ: レーダチャート
レーダチャートは複数指標の相対比較に有用ですが、割合の単純比較や多数カテゴリの表示には向かず視認性が低下します。
よくある誤解
- 「円グラフなら割合が分かる」は半分正解だが、扇形の角度で比率を比較するのは人間の視覚に不向きで、多数カテゴリ時は混乱する点を見落としがちです。
- 「折れ線は見栄えが良いから使う」は誤りで、折れ線は時系列変化の表示が目的であり、単一時点の構成比を示す用途には不適切です。
- 「レーダチャートで複数観点を一度に示せば便利」は、多観点比較には有用でも、単純な割合比較では読み取りづらく誤解を招きやすいです。
補足コラム
帯グラフには「単一帯(100%を分割)」と「複数帯(複数カテゴリを比較する積み上げ横棒)」の使い分けがあります。市場構成比を複数地域や時点で比較したい場合は、並べた帯グラフを使うと各社シェアの差と変化が一目で分かります。視認性を上げるコツは、割合を降順にソートし主要数社を強調色で示すこと、パーセントラベルを入れることです。
FAQ
Q: メーカー数が非常に少ない(2〜3社)のときは円グラフで良いですか?
A: 少数カテゴリなら円グラフでも可ですが、棒や帯で各社の長さを並べた方が比較しやすく、読み手に優しいです。
A: 少数カテゴリなら円グラフでも可ですが、棒や帯で各社の長さを並べた方が比較しやすく、読み手に優しいです。
Q: 構成比を時間変化と一緒に示したい場合は?
A: 時系列を重視するなら折れ線や複数時点の帯グラフの並列表示が有効です。用途に応じて二つのグラフを併用するのも手です。
A: 時系列を重視するなら折れ線や複数時点の帯グラフの並列表示が有効です。用途に応じて二つのグラフを併用するのも手です。
Q: 色の数が多くて見づらくなるときの対処は?
A: 上位数社は強調色、それ以外は薄色でまとめて「その他」として合算表示することで可読性を維持できます。
A: 上位数社は強調色、それ以外は薄色でまとめて「その他」として合算表示することで可読性を維持できます。
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