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基本情報技術者 2010年 秋期 午前(科目A)09


問題文

平均命令実行時間が20ナノ秒のコンピュータがある。このコンピュータの性能は何MIPSか。

選択肢

5
10
20
50(正解)

平均命令実行時間が20ナノ秒のコンピュータがある。このコンピュータの性能は何MIPSか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論→ 平均命令実行時間20ナノ秒は命令を1/20nsで実行するため、1秒当たり5000万命令、すなわち50MIPSです。
  • 根拠→ MIPSは「百万命令/秒」で表す指標で、より命令/秒と計算します。
  • 差がつくポイント→ ナノ秒→秒の単位変換ミスやMIPS定義の取り違えを避けること。暗記法は です。

正解の理由

平均命令実行時間が1命令あたりということは、命令実行速度(命令/秒)は です。MIPSは「百万命令/秒」を表すので、命令/秒は50MIPSに相当します。したがって正解は です。

よくある誤解

  • 単位変換ミス:20ナノ秒を「0.02秒」や「20ミリ秒」と誤って扱うと大きく間違えます。必ずを使います。
  • MIPSの定義混同:MIPSは百万命令/秒であり、命令当たりの時間の逆数を百万で割る必要がある点を見落とすと誤答します。
  • 近似の誤用:秒→ナノ秒の換算で桁を1つ間違えると正答から大幅にずれます(例:50ではなく5など)。

解法ステップ

  1. 平均命令実行時間を秒に直す:.
  2. 命令/秒(IPS)を求める:.
  3. MIPSに変換する:(百万命令/秒)。
  4. 選択肢と照合して (50)が一致することを確認する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 5 — もし1命令当たり200nsと誤認すると5MIPSになります。単位桁を一つ間違える典型例です。
  • イ: 10 — 1命令当たり100nsと誤ると10MIPS。ナノ秒→秒変換で10倍の誤差が入った場合に出る値です。
  • ウ: 20 — 1命令当たり50nsと誤認した場合の値。計算途中でと誤解すると生じ得ます。
  • : 50 — 正解。20nsは命令/秒、すなわち50MIPSとなります。

補足コラム

MIPSは単純で計算しやすい性能指標ですが、命令セットや命令の種類(負荷する処理の違い)を無視するため、実効性能の比較には限界があります。実際の性能評価では「実行するプログラムの命令構成(命令ミックス)」やクロック周波数とCPI(平均サイクル数/命令)を組み合わせて評価することが望ましいです。参考式:

FAQ

Q1: もっと速い速さをパッと計算するコツは?
A1: 命令時間がns単位なら、覚えやすい近道は (例:20nsなら1000/20=50)。これはに基づきます。
Q2: MIPSとIPSはどう違う?
A2: IPSは「命令/秒(instructions per second)」、MIPSはその百万倍単位を示す(IPSをで割ったもの)。
Q3: MIPSが高ければ常に高速か?
A3: いいえ。命令の種類や命令あたりの有用性が異なるため、同じMIPSでも実行する処理性能は異なり得ます。実務評価ではベンチマークや実行時間で比較する方が適切です。

関連キーワード: MIPS、命令実行時間、ナノ秒、単位変換、平均実行時間、性能評価、CPI、クロック周波数
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