基本情報技術者 2010年 春期 午前(科目A) 問34
問題文
設置場所の異なるクライアントとサーバ間で、次の条件で通信を行う場合の応答時間は何秒か。ここで、クライアントの送信処理の始まりから受信処理が終了するまでを応答時間とし、距離による遅延は考慮しないものとする。

選択肢
ア:1.4
イ:3.8
ウ:5.0
エ:5.8(正解)
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往復応答時間の計算【午前解説】
正解の理由
正解は エ です。
計算の流れは次の通りです。回線速度8Mbit/sに伝送効率60%を掛けて実効帯域を求め、電文長(バイト→ビット)を実効帯域で割って伝送時間を出し、クライアントとサーバの処理時間を合算して総和を取ります。これにより合計5.8秒となり、選択肢のうちエが一致します。
計算の流れは次の通りです。回線速度8Mbit/sに伝送効率60%を掛けて実効帯域を求め、電文長(バイト→ビット)を実効帯域で割って伝送時間を出し、クライアントとサーバの処理時間を合算して総和を取ります。これにより合計5.8秒となり、選択肢のうちエが一致します。
解法ステップ
- 実効速度を求める:.
- 電文長をビットに変換する:上り 、下り .
- 伝送時間を計算する:上り 、下り .
- 処理時間を合算する:クライアント0.4s+サーバ0.4s=0.8s。
- 総和を取る:。
(式をまとめると)
選択肢別の誤答解説
- ア:1.4秒
誤りの典型例は「8Mbit/sを誤って8MByte/sと扱う」等の単位誤認です。その場合実効帯域を大きく見積もり、伝送時間が非常に短くなってしまいます。 - イ:3.8秒
これは「伝送効率60%を考慮せず、8Mbit/sのままで計算」した場合に出る値です。上り1MByte→1s、下り2MByte→2s、処理0.8sで合計3.8sになります。 - ウ:5.0秒
伝送効率を正しく掛けて伝送時間のみを合算した場合()で、処理時間0.8sを加え忘れたケースです。 - エ:5.8秒(正解)
実効帯域、単位変換、上り下りの伝送時間、双方の処理時間を正しく合算した結果です。
よくある誤解
- 伝送効率の適用忘れ:回線速度そのままで計算すると短く出てしまい誤答になります(効率を掛けることを忘れない)。
- 単位変換ミス:MBやMByteをそのままMbit/sで割ると桁や秒数が大きく変わるため、必ず Byte→bit に変換してください。
- 処理時間の扱いを誤る:クライアントとサーバの「送信・受信を合わせた」時間は問題文の指示通り合算して応答時間に含めます。
補足コラム
- 単位の扱いは満点を左右する重要ポイントです。問題文に「Mビット/秒」や「Mバイト」とあれば、必ず bit と byte の変換(1Byte=8bit)を行ってください。
- 伝送効率は回線のオーバーヘッド(フレームヘッダ、制御情報、再送など)を除いた実効的な帯域です。設問で与えられた数値は必ず掛け合わせてから伝送時間を算出します。
- 問題を解く際のテンプレート:①単位変換→②実効帯域計算→③各伝送時間算出→④処理時間を合算→⑤合計。
FAQ
Q1:処理時間が「送信,受信を合わせて」とある場合、どう扱うべきですか?
A1:問題文の記述通り「合わせて」の値をそのまま合算して応答時間に含めます。個別に分ける必要はありません(分ける根拠がなければ合計で扱う)。
A1:問題文の記述通り「合わせて」の値をそのまま合算して応答時間に含めます。個別に分ける必要はありません(分ける根拠がなければ合計で扱う)。
Q2:距離による遅延(伝搬遅延)は考慮しますか?
A2:本問では「距離による遅延は考慮しない」と明記されていますので無視します。設問で指定がない限りは指示に従ってください。
A2:本問では「距離による遅延は考慮しない」と明記されていますので無視します。設問で指定がない限りは指示に従ってください。
Q3:伝送効率が方向ごとに違う場合は?
A3:上り下りで効率が異なれば、それぞれの効率で別々に実効速度を算出し、各伝送時間を個別に求めて合算します。
A3:上り下りで効率が異なれば、それぞれの効率で別々に実効速度を算出し、各伝送時間を個別に求めて合算します。
関連キーワード: 伝送時間、回線速度、伝送効率、ビットとバイトの変換、応答時間、処理時間、実効帯域、帯域計算

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