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基本情報技術者 2011年 秋期 午前(科目A)24


問題文

RFIDの活用事例として、適切なものはどれか。

選択肢

紙に印刷されたディジタルコードをリーダで読み取ることによる情報の入力
携帯電話とヘッドフォンとの間の音声データ通信
赤外線を利用した近距離データ通信
微小な無線チップによる人又は物の識別及び管理(正解)

RFIDの活用事例として、適切なものはどれか。【午前2 解説】

要点まとめ

  • 結論:RFIDは微小な無線チップで人や物を識別・管理する用途に使われ、選択肢の中ではエが正解です。
  • 根拠:RFIDは無線でタグとリーダが通信し、非接触で識別情報を読み書きする技術であるため該当します。
  • 差がつくポイント:バーコードや赤外線、Bluetoothなど各技術の「通信方式」「接触要否」「読み取り距離」を比較して区別できること。

正解の理由

選択肢エ()は「微小な無線チップによる人又は物の識別及び管理」と明示しており、これがRFIDの定義そのものです。RFIDはタグ(チップ+アンテナ)とリーダの無線通信で識別情報を非接触で取得・管理でき、在庫管理、タグ付け、入退室管理、動物の個体識別など多様な活用事例があります。よってエが正解です。

よくある誤解

  • 「バーコードと同じ」:バーコードは光学的に印刷を読み取る方式で、RFIDは無線で読み取るためライン・オブ・サイト不要という点が異なります。
  • 「RFID=近距離のみ」:RFIDにはLF/HFの短距離やUHFの数メートル範囲まであり用途により読み取り距離が異なります。
  • 「全ての無線がRFID」:Bluetoothや赤外線、NFCなど別技術と混同しやすいため通信方式と周波数特性で区別する必要があります。

解法ステップ

  1. 問題文の「RFIDの活用事例」をキーワードにRFIDの定義を頭に思い浮かべる。
  2. 各選択肢の技術的特徴(印刷コード/音声用無線/赤外線/無線チップ)を短く分類する。
  3. RFIDの特徴「無線チップで識別・非接触・読み取り管理」に一致する選択肢を選ぶ。
  4. 念のため残りを排除法で確認し、異なる技術名(バーコード/Bluetooth/赤外線通信)と照合する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 紙に印刷されたディジタルコードをリーダで読み取ることによる情報の入力
    • 誤り。これはバーコードやQRコードなどの光学読み取り技術を指し、RFIDの無線チップではありません。
  • イ: 携帯電話とヘッドフォンとの間の音声データ通信
    • 誤り。音声データの無線通信は主にBluetoothなどで行われ、RFIDとは目的もプロトコルも異なります。
  • ウ: 赤外線を利用した近距離データ通信
    • 誤り。赤外線通信(IrDAなど)は光学的な無線で、RFIDの電磁無線方式とは別物です。
  • エ: 微小な無線チップによる人又は物の識別及び管理
    • 正解。RFIDの基本的定義に合致し、在庫管理や通行管理、動物識別などの活用例が該当します。

補足コラム

RFIDの種類や特徴を簡潔に整理します。タグは受動型(パッシブ)と能動型(アクティブ)に分かれ、受動型はリーダからの電波で動作し数センチ〜数メートル、能動型はバッテリを内蔵して数十メートル以上の通信が可能です。周波数はLF(低周波、約125 kHz)、HF(13.56 MHz、NFCと近い)、UHF(860–960 MHz)などがあり、用途や読取距離・コスト・耐環境性で選択されます。規格例:ISO 18000、EPCglobal。金属や水はUHF性能に影響を与えるので設計で対策が必要です。

FAQ

Q1: RFIDとNFCは同じですか?
A1: 完全に同じではありません。NFCはHF帯(13.56 MHz)の近距離無線規格でRFIDの一種とも言えますが、通信方式や用途(端末間通信や決済)で差があります。
Q2: RFIDは人を追跡できますか?
A2: 技術的には可能ですが、運用や法規、プライバシー保護の観点から利用制限や対策(タグの無効化や暗号化)が求められます。
Q3: RFIDは視線(Line-of-sight)が必要ですか?
A3: いいえ。RFIDは非接触・非視線依存で読み取り可能なのが利点ですが、周囲環境や周波数で読取精度が変わります。

関連キーワード: RFID、バーコード、NFC、Bluetooth、赤外線通信、UHF、HF、パッシブタグ、在庫管理、入退室管理
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