基本情報技術者 2012年 秋期 午前(科目A) 問67
問題文
SWOT分析を用いて識別した、自社製品に関する外部要因はどれか。
選択肢
ア:機能面における強み
イ:コスト競争力
ウ:新規参入による脅威(正解)
エ:品質における弱み
SWOT分析を用いて識別した、自社製品に関する外部要因はどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論:SWOTの外部要因は機会(Opportunity)と脅威(Threat)であり、この問題の正解はウです。
- 根拠:新規参入は自社の外側から来る市場環境の変化で、内部の資源や能力では説明できない外部事象です。
- 差がつくポイント:内部要因(強み・弱み)は自社で制御可能、外部要因(機会・脅威)は環境認識と戦略対応が鍵です。
正解の理由
正解は ウ(新規参入による脅威)です。SWOT分析は内部環境(Strength=強み、Weakness=弱み)と外部環境(Opportunity=機会、Threat=脅威)に分けます。新規参入は市場構造や競争環境の変化として自社外部から発生する事象であり「脅威」に該当します。したがって外部要因を問う本設問ではウが正解です。
よくある誤解
- 「コスト競争力(イ)は外部要因」と誤認する:コスト競争力は自社の構造・能力に由来する内部要因(強み/弱み)です。
- 「品質における弱み(エ)も外部の影響」と考えるミス:品質の問題は製造や管理プロセスなど自社内部の問題であり内部要因です。
- 「外部要因=機会だけ」と思いがち:外部要因には市場機会とともに脅威(規制、競争、新規参入など)も含まれます。
解法ステップ
- 問題文で「外部要因」を問いていることを確認する(外部=自社の外で起きる事象)。
- 各選択肢が「自社内部」か「自社外部」かを分類する(例:能力・品質・コスト=内部)。
- 外部に属するもののうち、機会(好影響)か脅威(悪影響)かを判断して答える。
- 選択肢が一つだけ外部事象であればそれが正解になることを確認する。
選択肢別の誤答解説
- ア: 機能面における強み — 内部要因です。製品設計や技術力など自社で保有・管理するため「強み(S)」に該当します。
- イ: コスト競争力 — 内部要因(強み)または弱みに転じ得ますが、基本的には自社の生産性や効率に由来します。外部要因ではありません。
- ウ: 新規参入による脅威 — 正解。新規参入は市場構造を変える外的要因であり「脅威(T)」です。
- エ: 品質における弱み — 内部要因です。品質管理や工程管理の問題は自社内部の課題で「弱み(W)」に分類します。
補足コラム
SWOTは単なる分類ツールにとどまらず、戦略構築の出発点です。外部要因(O/T)を洗い出したら、それに対して内部資源(S/W)をどう組み合わせるかを考えます。例えば「新規参入(脅威)」に対しては、差別化で参入障壁を高める(Sを活かす)やコストリーダーシップの強化(イの改善)といった対応策が典型です。
FAQ
Q1: 外部要因の具体例は?
A1: 市場トレンド、法規制、競合の動向、新規参入、技術革新、経済情勢などが典型的です。
A1: 市場トレンド、法規制、競合の動向、新規参入、技術革新、経済情勢などが典型的です。
Q2: 内部と外部の判断が迷う場合は?
A2: 発生源が自社の管理下にあるかを基準に判断します。管理可能なら内部、管理不能なら外部です。
A2: 発生源が自社の管理下にあるかを基準に判断します。管理可能なら内部、管理不能なら外部です。
Q3: SWOTの後は何をするべき?
A3: SO戦略(機会に強みを活かす)・ST戦略(脅威に強みで対抗)・WO戦略・WT戦略を検討し、実行計画に落とします。
A3: SO戦略(機会に強みを活かす)・ST戦略(脅威に強みで対抗)・WO戦略・WT戦略を検討し、実行計画に落とします。
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