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基本情報技術者 2013年 春期 午前(科目A)13


問題文

Bluetoothの説明として、適切なものはどれか。

選択肢

1台のホストは最大127台のデバイスに接続することができる。
規格では、1,000m以上離れた場所でも通信可能であると定められている。
通信方向に指向性があるので、接続対象の機器同士を向かい合わせて通信を行う。
免許不要の2.4GHz帯の電波を利用して通信する。(正解)

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Bluetooth無線通信方式【午前解説】

正解の理由

正解:
Bluetoothは無線周波数として免許不要の2.4GHz ISM(Industrial, Scientific and Medical)帯を利用する規格です。規格上、周波数ホッピング方式などで干渉対策を行い、ライセンス不要の2.4GHz帯を前提に短距離無線通信を実現します。したがって「免許不要の2.4GHz帯の電波を利用して通信する」は適切な記述です。

解法ステップ

  1. 問題文の各選択肢のキーワード(127台、1,000m、指向性、2.4GHz)を抽出する。
  2. Bluetoothの基本仕様を想起する:周波数帯、通信距離の目安、接続トポロジー(ピコネット)などを当てはめる。
  3. 数字(127、1,000m)や性質(指向性)が規格のどの説明と合致するかを検証する。
  4. 最も整合する記述(免許不要の2.4GHzを使う)を正解とする。

選択肢別の誤答解説

  • ア: 「1台のホストは最大127台のデバイスに接続することができる。」
    誤り。Bluetoothのアドレス空間は127の論理アドレスを持つが、同時にアクティブに通信できるスレーブ数は最大7台(1マスター+最大7スレーブのピコネット)です。残りは「パーク」状態などで管理されますが、同時通信は制限されます。
  • イ: 「規格では、1,000m以上離れた場所でも通信可能であると定められている。」
    誤り。Bluetoothの典型的な通信距離はデバイスのクラスに依存し、Class 3は約1m、Class 2は約10m、Class 1で最大約100m程度(理想環境)です。1,000mを保証する規格ではありません。
  • ウ: 「通信方向に指向性があるので、接続対象の機器同士を向かい合わせて通信を行う。」
    誤り。Bluetoothは一般に全方向性アンテナを用いる近距離無線であり、特定の向きに合わせる必要はありません(一部の特殊用途で指向性アンテナを使うことは可能でも、規格の基本説明として当てはまりません)。
  • : 「免許不要の2.4GHz帯の電波を利用して通信する。」
    正解。Bluetoothは免許不要の2.4GHz ISM帯を利用する無線技術です。

よくある誤解

  • 「1台のホストは最大127台接続」は、アドレス空間(論理アドレス)の最大値と同一視されがちですが、同時にアクティブに通信できるスレーブは原則最大7台です。
  • 「通信可能距離が1,000m以上」はクラス1でも典型的には数十〜100m程度であり、1,000mを保証する規格ではありません。屋内や環境による影響も大きいです。
  • 「指向性がある」は誤りで、Bluetoothは一般に低出力の全方向アンテナを用いる近距離無線であり、機器を向かい合わせる必要はありません。

補足コラム

  • Bluetoothのバージョン差:Classic(BR/EDR)とBluetooth Low Energy(BLE)があり、BLEは省電力でセンサ用途に向きますが、どちらも基本的に2.4GHz帯を使用します。
  • クラスと出力:Class 1(最大出力100 mW、理論的に長距離)、Class 2(約2.5 mW、一般的な機器)、Class 3(約1 mW、極短距離)といった区分があります。環境ノイズや障害物で実効距離は大きく変わります。
  • トポロジー:ピコネット(1マスター+最大7アクティブスレーブ)が基本で、複数ピコネットを連結したスキャタネット構成も理論上可能です。

FAQ

Q1: BluetoothとWi-Fiはどちらが2.4GHzを使いますか?
A1: どちらも2.4GHz帯を使用できますが、用途とプロトコルは異なります。Bluetoothは低消費電力で近距離のペアリング向け、Wi‑Fiは高速データ転送や広域ネットワーク向けです。
Q2: 「最大7台」と「127台」の違いは何ですか?
A2: 127は論理アドレス空間の数(アドレス可能数)に関する数値で、同時にアクティブに通信できるスレーブは最大7台です。残りは接続待ちやパーク状態で管理されます。
Q3: Bluetoothの通信が届かない場合、まず何を確認すべきですか?
A3: デバイスのクラス(出力)、障害物、電波干渉(他の2.4GHz機器)、ペアリング状態、アンテナ向きなどを確認してください。

関連キーワード: Bluetooth、2.4GHz、ISMバンド、周波数ホッピング、ピコネット、スキャタネット、Class1、Class2、Class3、BLE、低消費電力、接続台数、無線干渉、周波数帯、短距離無線
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