基本情報技術者 2014年 秋期 午前(科目A) 問64
問題文
BYOD(Bring Your Own Device)の説明はどれか。
選択肢
ア:会社から貸与された情報機器を常に携行して業務にあたること
イ:会社所有のノートPCなどの情報機器を社外で私的に利用すること
ウ:個人所有の情報機器を私的に使用するために利用環境を設定すること
エ:従業員が個人で所有する情報機器を業務のために使用すること(正解)
BYOD(Bring Your Own Device)の説明はどれか。【午前2 解説】
要点まとめ
- 結論→BYODは従業員が個人で所有するスマートフォンやノートPCなどの端末を業務で使用する形態を指し、選択肢ではエが該当します。
- 根拠→"Bring Your Own Device"の語義通り「自分の端末を持ち込んで業務に使う」ことを意味し、所有者が個人で利用目的が業務である点が定義の中核です。
- 差がつくポイント→問題は「所有者(会社か個人か)」と「利用目的(私的か業務か)」を見分ける力が物を言い、これを混同すると誤答します。
正解の理由
正解は エ です。エは「従業員が個人で所有する情報機器を業務のために使用すること」と明確にBYODの定義に一致します。BYODは企業が貸与した機器や私的利用を指すものではなく、個人所有端末を業務に持ち込んで使う運用モデルを表しています。そのため「所有者=個人」「利用目的=業務」という二点が満たされるエが正解です。
よくある誤解
- 会社から貸与された機器を常に携行すること(ア)をBYODだと誤解するケース。貸与物は企業所有でありBYODではありません。
- 会社所有の端末を私的に使うこと(イ)をBYODと混同する誤り。所有者が会社で目的が私的利用なら別概念です。
- 個人端末を私的利用するための設定(ウ)と、業務利用のための持ち込み(BYOD)を取り違えることがあります。
解法ステップ
- 選択肢の文を見て「所有者は誰か?」を判定する(会社所有か個人所有か)。
- 次に「利用目的は業務か私的か」を判定する。
- BYODの定義は「個人所有かつ業務利用」なので、両方を満たす選択肢を選ぶ。
- 迷ったら「貸与」「私的利用」「環境設定」などの語をキーワードとして除外ルールで絞る。
選択肢別の誤答解説
- ア: 会社から貸与された情報機器を常に携行して業務にあたること
→ 誤り。貸与物は企業所有であり、BYODではなく単なる携行・常用にあたります(所有者が会社)。 - イ: 会社所有のノートPCなどの情報機器を社外で私的に利用すること
→ 誤り。所有者が会社で利用目的が私的なのでBYODの定義と合致しません。 - ウ: 個人所有の情報機器を私的に使用するために利用環境を設定すること
→ 誤り。個人所有だが「私的に使用するための設定」であり、業務利用を前提としていないためBYODではありません。 - エ: 従業員が個人で所有する情報機器を業務のために使用すること
→ 正解。所有者が個人で、利用目的が業務である点がBYODの定義に一致します。
補足コラム
BYOD導入のメリットはコスト削減や従業員の利便性向上、迅速な導入だが、セキュリティリスクやプライバシー問題が伴います。対策としてはモバイルデバイス管理(MDM)やモバイルアプリ管理(MAM)、ネットワーク分離、明確な利用規程、端末盗難・紛失時の遠隔消去ポリシーなどが重要です。類似の用語にCYOD(Choose Your Own Device:従業員が選べるが会社所有)、COPE(Corporate Owned Personally Enabled:会社所有で私的利用許可)などがあり、所有者と利用ルールの違いで区別されます。
FAQ
Q: BYODは個人の全ての端末利用を許すものですか?
A: いいえ。BYODは「業務で使う個人端末」を指しますが、企業側は許可対象端末やセキュリティ要件を定めることが一般的です。
Q: BYODと私的利用の違いは何ですか?
A: BYODは業務利用を前提とする点が重要で、単に私的に使う行為とは目的が異なります。
Q: 企業は個人端末をどこまで管理できますか?
A: 法律やプライバシーに配慮しつつ、業務データ保護のためにMDMやコンテナ化などで管理範囲を限定するのが一般的です。
A: いいえ。BYODは「業務で使う個人端末」を指しますが、企業側は許可対象端末やセキュリティ要件を定めることが一般的です。
Q: BYODと私的利用の違いは何ですか?
A: BYODは業務利用を前提とする点が重要で、単に私的に使う行為とは目的が異なります。
Q: 企業は個人端末をどこまで管理できますか?
A: 法律やプライバシーに配慮しつつ、業務データ保護のためにMDMやコンテナ化などで管理範囲を限定するのが一般的です。
関連キーワード: BYOD、MDM、モバイルセキュリティ、CYOD、COPE、個人所有端末、端末管理ポリシー

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