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基本情報技術者 2014年 春期 午前(科目A)01


問題文

次の10進小数のうち、2進数で表すと無限小数になるものはどれか。

選択肢

0.05(正解)
0.125
0.375
0.5

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2進小数の循環性判定【午前解説】

正解の理由

答えは です。理由は次のとおりです。
任意の10進小数は分数で表せます。例えば 。これを既約化した分母が なので素因数に5が含まれており、2進(基数)で有限小数にできません。したがって は2進で無限小数になります。
一方、他の選択肢は既約化した分母が2の冪のみであるため2進で有限小数です(以下で個別に示します)。

解法ステップ

  1. 与えられた小数を分数に直す(例:)。
  2. 分子・分母を既約化する(約分)。
  3. 既約化した分母の素因数を調べる。
  4. 分母の素因数が2のみなら2進で有限小数、2以外(例:5)が含まれていれば無限小数。
    (代替法)小数を2を掛けていき、有限回で整数になれば有限、ならなければ無限と判定できます。

選択肢別の誤答解説

  • : 0.05 = 。分母に5が残るため2進では無限小数です(正解)。
  • イ: 0.125 = 。分母は2の冪のみなので2進で有限()。
  • ウ: 0.375 = 。分母は2の冪のみなので2進で有限()。
  • エ: 0.5 = 。明らかに分母は2の冪なので2進で有限()。

よくある誤解

  • 10進で有限だから2進でも有限だと勘違いする:10進で有限でも分母に2以外の素因数(特に5)が残れば2進で無限になります。
  • 既約化を忘れる:分子・分母を約分せずに判定すると誤答につながることが多いです。必ず既約分数にしてから分母の素因数を確認してください。
  • 見た目の小ささで判断する:値が小さいから有限、という直感は通用しません。因数分解で決まります。

補足コラム

  • 一般化:基数で有限小数になる有理数は、既約分数の分母の素因数がすべての素因数に含まれるものです。10進では素因数が2と5、2進では2のみ。
  • 実務的観点:多くの10進小数(例:0.1)は2進で無限小数なので、コンピュータの浮動小数点(IEEE 754)では近似表現になります。数値誤差に注意が必要です。
  • 覚え方:10進小数の判定は「約分して5が残るかどうか」を見るだけでよい、という速い判定法を習得すると便利です。

FAQ

Q1: どうやってすぐ判定できますか?
A1: 小数を分数にして約分し、分母に5が残っているかを確認します。残れば2進で無限です。
Q2: なぜ分母の素因数が重要なのですか?
A2: 基数で有限小数になるのは、の素因数だけで分母を生成できる場合だけだからです。2進なら2だけが許されます。
Q3: 小数を2倍して終わるかで判定する方法は?
A3: はい。小数に2を繰り返し掛けて、有限回で整数になれば有限小数です。なるまでに無限に続くなら無限小数です。
Q4: 表示が有限でも浮動小数点では誤差が出ますか?
A4: 基本的に2進で有限なら浮動小数点で正確に表現できますが、演算で誤差は発生し得ます。2進で無限な値は近似になります。

関連キーワード: 2進数、小数、有理数、分数の既約化、進数変換、分母の素因数、IEEE754、表現誤差、試験対策
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