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基本情報技術者 2016年 春期 午前(科目A)04


問題文

PCM方式によって音声をサンプリング(標本化)して8ビットのディジタルデータに変換し、圧縮せずにリアルタイムで転送したところ、転送速度は64,000ビット/秒であった。このときのサンプリング間隔は何マイクロ秒か。

選択肢

15.6
46.8
125(正解)
128

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PCMのサンプリング間隔計算【午前解説】

正解の理由

問題では「8ビットのディジタルデータに変換し、圧縮せずに転送した」とあります。転送速度(ビットレート)が64,000ビット/秒で、1サンプルあたり8ビットなので、1秒あたりのサンプル数(サンプリング周波数)は 。 サンプリング間隔はその逆数で 。 したがって正解は (125)です。

解法ステップ

  1. 与えられた情報を整理する:ビットレート 、1サンプル当たりのビット数
  2. サンプル周波数(サンプル/秒)を求める:
  3. サンプリング間隔(秒)を求める:
  4. 単位をマイクロ秒に変換する:
  5. 選択肢と照合して正解を決定する:125 →

選択肢別の誤答解説

  • ア: 15.6
    • これは約15.625μsで、に該当します。1ビット分の時間(ビット周期)をサンプリング間隔と誤解した結果の値です。
  • イ: 46.8
    • 根拠があいまいな値です。64,000や8の単純な割り算からは導けず、バイトやビットの桁を誤操作したか、別の周波数を誤って用いた可能性があります。試験では該当根拠を見つけられないため誤りです。
  • ウ: 125(正解)
    • となり正しい値です。
  • エ: 128
    • 125に近いが、128は秒に相当します。2進数や電算機の丸め(2のべき乗)を意識して128と誤答しがちですが、実際の計算値は125です。

よくある誤解

  • ビット周期とサンプリング周期を混同する:ビット周期は1ビット分の時間で約15.625μs()だが、サンプルは8ビット分であるためサンプル周期はその8倍。
  • ビット→バイト換算での誤り:8ビット=1バイトを誤って逆に扱ったり、バイト単位で計算して桁を間違えるミス。
  • 単位変換ミス:秒→ミリ秒→マイクロ秒の変換で10^3や10^6を取り違えると128や125の誤差が生じやすい。

補足コラム

  • この値は音声通信でよく使われるPCM(例:G.711)に一致します。G.711は8kHz、8ビット、無圧縮でチャネルあたり64kbpsを提供します。
  • 一般式:サンプリング間隔 。例えばステレオ音声(2チャネル)で同じビットレートをチャンネルごとに割る場合はチャンネル数も考慮します(総ビットレート = チャネル数 × b × f_s)。
  • 単位変換復習:

FAQ

Q1: 「なぜ15.6μsではないのですか?」
A1: 15.625μsは1ビット分の時間です。本問は1サンプル当たり8ビットなのでサンプル周期は8倍の125μsになります。
Q2: 「サンプル間隔とサンプル周波数の関係は?」
A2: サンプル周波数 (サンプル/秒)とサンプル間隔 (秒)は逆数の関係です:
Q3: 「マルチチャネルの場合はどうする?」
A3: 総ビットレートが与えられている場合、まずチャネル数で割って1チャネルあたりのビットレートを求め、同様に1サンプル当たりビット数で割ってサンプル周波数を求めます。

関連キーワード: PCM、サンプリング周波数、サンプリング周期、ビットレート、G.711、量子化ビット数、8ビット、マイクロ秒
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