戦国IT - 情報処理技術者試験の過去問対策サイト
ブログお知らせお問い合わせ料金プラン

基本情報技術者 2017年 春期 午前(科目A)14


問題文

稼働率の装置を図のように接続したシステムがある。このシステム全体の稼働率を表す式はどれか。ここで、並列に接続されている部分はどちらかの装置が稼働していればよく、直列に接続されている部分は両方の装置が稼働していなければならない。
基本情報技術者 2017年 春期 午前(科目A) 問14の問題画像

選択肢

(正解)

🔒 解説は解答すると表示されます

冗長接続の稼働率計算【午前解説】

正解の理由

図では左ブロック(上R・下R)は並列、右ブロックも並列で、両ブロックは直列につながっています。
並列ブロック1個の稼働率を求めると、両方止まる確率はなので稼働率はその補集合でです。
直列接続では両ブロックが稼働している必要があるため、それらの可用性を掛け合わせ、全体はとなります。
したがって正解は です。

解法ステップ

  1. 図を「部分ブロック」に分解する:左ブロック(上下並列)、右ブロック(上下並列)、両ブロックは直列。
  2. 並列ブロックの稼働率を求める:どちらか一方が動けば良いので故障の共通事象の補集合
    • 故障確率 =
    • 稼働率 =
  3. 直列接続の全体稼働率:各ブロックの稼働が同時に必要なので掛け算
    • 全体 =
  4. 選択肢と照合して一致するのが

選択肢別の誤答解説

  • ア:
    • 式を整理するとになり、各ブロックが「直列での可用性」と誤認している形。並列の計算を直列と取り違えています。
  • イ:
    • 内部のは「各ブロックの可用性が」という前提に相当し、さらに外側で全体を「並列」扱いしている。構成(並列→直列)を逆に解釈した結果です。
  • ウ:
    • 正解。左右各ブロックの並列可用性を直列で掛け合わせています。
  • エ:
    • 全4個が並列で冗長化されていると誤解した式。図は左右で直列に分かれているため当てはまりません。

よくある誤解

  • 「並列=足し算」として単純ににしてしまう(確率の重複を無視)。
  • 並列部分の故障確率ではなく成功確率を直接掛けてしまい、直列/並列の補集合関係を逆に扱う。
  • 全4つを一括で並列扱いし、(選択肢エ)とする誤り。図をよく分解して部分毎に処理する必要があります。

補足コラム

  • 「並列」の一般式:独立なn個の装置の並列全体の可用性は「少なくとも1つ稼働している確率」なので
  • 「直列」の一般式:全てが稼働している確率の積で
  • 本問は左右対称かつ独立性の仮定(各装置の稼働が独立)を用いて簡潔に解けます。依存がある場合は別途共分散を考慮する必要があります。

FAQ

Q1: 並列の式はなぜ「1−積」なのですか?
A1: 並列は「少なくとも1つ稼働」が条件で、補事象である「すべて故障」の確率を使う方が計算しやすく、その補集合が可用性になります。
Q2: Rが異なる場合はどう計算しますか?
A2: 左ブロックなら可用性は 、右ブロックも同様で、全体はそれらの積になります。
Q3: 故障率λやMTBFなどからRを求められますか?
A3: 統計モデル(定常可用性)では、一定期間の稼働率を単に用いることが多いです。必要ならば故障率や復旧率からを導出します。

関連キーワード: 稼働率、可用性、並列冗長、直列構成、確率の補集合、信頼性解析、冗長化設計、フェイルオーバー、可用性計算
← 前の問題へこの年度をクイズで解く次の問題へ →
戦国ITクイズ機能

\ せっかくなら /

基本情報技術者
クイズ形式で学習しませんか?

クイズ画面へ遷移する

すぐに利用可能!

©︎2026 情報処理技術者試験対策アプリ

このサイトについてブログプライバシーポリシー利用規約特商法表記開発者について