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基本情報技術者 2018年 春期 午前(科目A)12


問題文

SDメモリカードの上位規格の一つであるSDXCの特徴として、適切なものはどれか。

選択肢

GPS、カメラ、無線LANアダプタなどの周辺機能をハードウェアとしてカードに搭載している。
SDメモリカードの4分の1以下の小型サイズで、最大32Gバイトの容量をもつ。
著作権保護技術としてAACSを採用し、従来のSDメモリカードよりもセキュリティが強化された。
ファイルシステムにexFATを採用し、最大2Tバイトの容量に対応できる。(正解)

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SDXC規格【午前解説】

正解の理由

SDの規格世代のうち、容量上限と採用ファイルシステムの組合せで特徴づけられるのがSDXCです。SDXCはファイルシステムにMicrosoftのexFATを採用し、理論上最大で2TB()までの容量に対応するよう規定されています。したがって、ファイルシステムと対応容量を述べた選択肢である が正解になります。

解法ステップ

  1. SDカード規格の世代(SDSC/SDHC/SDXC/SDUC)ごとの「容量レンジ」と「標準ファイルシステム」を思い出す。
    • SDSC:最大2GB、FAT16 等
    • SDHC:2GB超〜32GB、FAT32
    • SDXC:32GB超〜2TB、exFAT
    • SDUC:2TB超〜128TB(規格上)、exFAT 等
  2. 選択肢を「機能(入出力デバイス搭載)」や「サイズ(microか否か)」「著作権保護技術」などの観点で照合する。
  3. 「exFAT と最大2TB」に一致する選択肢があれば、それが該当する。

選択肢別の誤答解説

  • ア: GPSや無線LANなど周辺機能をカードに搭載するのはSDメモリカード本体の仕様ではなく、SDIO(Secure Digital Input Output)という拡張仕様や専用の拡張カードの話題に近い。SDXC固有の特徴ではないため誤り。
  • イ: 「4分の1以下の小型サイズで、最大32Gバイトの容量をもつ」は物理サイズ(microSDはフルサイズの約1/4)とSDHCの容量レンジ(最大32GB)を混同している。microSDという形状の話とSD規格の容量範囲は別次元の要素であり、SDXCの説明ではない。
  • ウ: AACS(Advanced Access Content System)は主にBlu-rayなどの光ディスク向けの著作権保護技術であり、SDカードの規格で「AACSを採用している」という事実はない。SD系ではCPRMなど別の技術が使われることがあるため誤り。
  • エ: SDXCはファイルシステムにexFATを採用し、32GB超〜2TBまでを想定した規格である点が一致するため該当する。したがって正答は

よくある誤解

  • SDHCとSDXCの境界を「32GB」とだけ覚えてしまい、「SDHCは32GBまで、SDXCはそれ以上」と単純化しがちだが、正確にはSDHCは「2GB超〜32GB」、SDSCは「最大2GB(概ね2GB以下)」という境界がある点を誤解しやすい。
  • 「microSD = 小さくて容量が小さい」と考える人がいるが、microSDは物理サイズの呼称であり、容量はSDSC/SDHC/SDXC規格いずれの世代でもあり得る。microSDXCは存在する。
  • exFATは単に「大きなファイルが扱える」と覚えているだけで、実際にはライセンスやデバイス側の対応(ファームウェア/ドライバ)が必要になる点を見落としがち。

補足コラム

  • SD規格の容量と標準ファイルシステムの整理(簡潔)
    • SDSC(Standard Capacity):最大約2GB、FAT12/FAT16など
    • SDHC(High Capacity):2GB超〜32GB、FAT32
    • SDXC(eXtended Capacity):32GB超〜2TB、exFAT
    • SDUC(Ultra Capacity):2TB超〜128TB、規格上の上限
  • 著作権保護:SDカードで使われる保護技術は用途により異なるが、AACSは光ディスク向けであり、SD系ではCPRM(Content Protection for Recordable Media)などが用いられることがある。
  • exFATについて:大容量・大ファイルに対応する一方で、実装にはライセンスやデバイス側の対応が必要なため、古い機器ではSDXCカードが認識されないことがある。カードを購入・運用する際は機器の「SDXC対応」表示やメーカー情報を確認すること。

FAQ

Q1. 「自分のカメラはSDXCに対応しているか」をどう確認すればよいですか?
A1. 取扱説明書やメーカー公式サイトの仕様欄で「SDXC対応」または「exFAT対応」と記載があるか確認します。古い機器はファームウェア更新で対応する場合もあるため、サポート情報をチェックしてください。
Q2. exFATとFAT32の違いは何ですか?
A2. 主な違いは扱える単一ファイルの最大サイズとパーティション容量の上限です。FAT32は単一ファイルの上限が4GBであるのに対し、exFATは理論上はるかに大きなファイルを扱え、大容量カード向けに設計されています。
Q3. SDXCカードをパソコンで使うときの注意点は?
A3. OSがexFATをサポートしているか、カードリーダーがSDXC対応かを確認してください。Windowsや最新のmacOSはexFAT対応ですが、古いOSやドライバが必要な環境もあります。

関連キーワード: SDXC、exFAT、SDHC、FAT32、SDUC、CPRM、カード互換性、容量上限、microSD
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