ITパスポート 2009年 春期 問26
問題文
企業の経営戦略策定に使用されるSWOT分析において、外部環境分析の観点はどれか。
選択肢
ア:機会・脅威(正解)
イ:資源・技術
ウ:市場・顧客
エ:強み・弱み
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SWOT分析の外部環境分析の観点はどれか【ITパスポート 解説】
正解の理由
SWOTとは、英語の頭文字で表した分析手法です。SWOT(Strengths:強み、Weaknesses:弱み、Opportunities:機会、Threats:脅威)。このうち「強み・弱み」は企業内部の要因、「機会・脅威」は外部の要因を表します。したがって、外部環境分析の観点として正しいのは ア の「機会・脅威」です。外部で起きること(市場変化・法改正・競合の動きなど)が機会(チャンス)か脅威(リスク)かを整理するのが外部環境分析の目的です。
解法ステップ
- SWOT の各英単語の意味を確認する。S=Strengths(強み)、W=Weaknesses(弱み)、O=Opportunities(機会)、T=Threats(脅威)。
- S・W が「内部(社内)要因」、O・T が「外部(社外)要因」であることを覚える。
- 選択肢と照らし合わせ、外部要因を表すものを選ぶ。外部は「機会・脅威(ア)」である。
選択肢別の誤答解説
-
ア:機会・脅威
正答。外部環境(市場や規制、社会動向など)を「機会(Opportunities)」と「脅威(Threats)」に分けて分析します。 -
イ:資源・技術
誤答。資源(ヒト・モノ・カネ)や技術は通常、企業の内部にある「経営資源」です。これらは強み・弱み(内部要因)を作る元になります。したがって外部分析の観点とは言えません。 -
ウ:市場・顧客
一見すると外部要因に見えますが、SWOT の正式なペア表現ではありません。市場や顧客は外部要因を具体化する要素であり、「機会」や「脅威」として整理します。選択肢としては不十分です。 -
エ:強み・弱み
誤答。これらは内部環境分析の観点です。自社の能力や不足点を評価するもので、外部環境分析には当たりません。
よくある誤解
-
「市場・顧客が外部だから正解だ」と考える誤解
→ 市場や顧客は外部の具体例ですが、SWOT の「外部観点」は語としては機会・脅威で表現します。設問が「観点はどれか」を問う場合は表現の形式も重要です。 -
強み・弱みを外部要因と混同する
→ 「強み・弱み」は社内の状態を指します。外部の事象(法律変更や競合の参入)と混同しないようにしましょう。 -
「資源・技術は必ず内部」という単純化
→ 多くは内部資源ですが、技術が業界全体のトレンド(例:AIの普及)なら外部要因として機会/脅威を生むことがあります。ただし選択肢の文言としては内部寄りです。
補足コラム
外部環境を掘り下げるためには、PEST分析(PEST:Political=政治、Economic=経済、Social=社会、Technological=技術)を使うことが多いです。PESTで得た外部要因をSWOTの「機会・脅威」に分類します。
例:
- 政治(法改正)→ 新規参入規制が緩和されれば「脅威」、補助金が出れば「機会」。
- 技術(スマホ普及)→ 新サービスの需要拡大は「機会」、既存事業が陳腐化するなら「脅威」。
覚え方のコツ:SWOTは「S/W=内、O/T=外」と覚えると速く判断できます。
FAQ
Q1. 市場や顧客は外部要因ですか?
A1. はい、外部要因です。ただしSWOTの観点として問われる場合は「機会・脅威」と表現されます。
A1. はい、外部要因です。ただしSWOTの観点として問われる場合は「機会・脅威」と表現されます。
Q2. 資源や技術が外部になることはありますか?
A2. 基本は内部要因ですが、業界全体の技術革新などは外部の機会・脅威になります。選択肢の意図を考えて判断しましょう。
A2. 基本は内部要因ですが、業界全体の技術革新などは外部の機会・脅威になります。選択肢の意図を考えて判断しましょう。
Q3. SWOTとPESTはどちらを使うべきですか?
A3. 目的が外部環境の網羅的把握ならPEST(外部)を先に使い、その結果をSWOTの「機会・脅威」に落とし込みます。両方を組み合わせると実践的です。
A3. 目的が外部環境の網羅的把握ならPEST(外部)を先に使い、その結果をSWOTの「機会・脅威」に落とし込みます。両方を組み合わせると実践的です。
関連キーワード: SWOT分析、外部環境分析、機会・脅威、強み・弱み、資源・技術、PEST分析、経営戦略、外部要因、内部要因

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