ITパスポート 2011年 秋期 問67
問題文
あるコンピュータシステムを1,200時間稼働させたとき、正常稼働と故障修理の状況は表のとおりであった。このシステムの平均修復時間は何時間か。

選択肢
ア:10
イ:15(正解)
ウ:20
エ:45
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平均修復時間を求める問題【ITパスポート 解説】
正解の理由
故障が発生してから修理が終わるまでの「故障修理」時間の合計を、故障の回数で割ると平均修復時間(MTTR: Mean Time To Repair、平均故障修復時間)が求まります。表から故障修理の時間は次の3区間です。
- 250~265 → 15時間
- 580~600 → 20時間
- 990~1000 → 10時間
合計は 時間。故障回数は 3 回なので、平均修復時間は 時間です。よって正解は イ(15時間)です。
解法ステップ
- 表から「故障修理」とある区間を探す。
- それぞれの区間の長さ(終了時刻 − 開始時刻)を計算する。
- 250~265 = 15 時間
- 580~600 = 20 時間
- 990~1000 = 10 時間
- これらを合計する: 時間。
- 故障回数(故障修理の区間数)を数える:3回。
- 平均修復時間(MTTR)を計算する: 時間。
選択肢別の誤答解説
- ア: 10
- 誤りの理由:最後の修理時間(10時間)だけを答えたか、あるいは平均ではなく最小の修理時間を誤って選んだ可能性があります。平均は全ての修理時間の合計を回数で割る必要があります。
- イ: 正解(15)
- 理由:修理時間の合計45時間を3回で割った正しい計算結果です。
- ウ: 20
- 誤りの理由:2番目の修理時間(20時間)だけを平均と見なしたか、合計を誤って2で割った可能性があります。
- エ: 45
- 誤りの理由:修理時間の「合計」をそのまま答えています。平均を求めるには合計を回数で割らなければなりません。
よくある誤解
- 「平均修復時間 = 合計ダウンタイム」と混同する
- 合計ダウンタイム(ここでは45時間)と平均修復時間(45÷3=15時間)は別です。平均は1回あたりの時間を示します。
- 故障回数の数え方ミス
- 「故障修理」が表に現れた区間の数が故障回数です。開始時点や正常稼働区間を見て誤って数えないようにします。
補足コラム
- 用語確認:平均修復時間(MTTR: Mean Time To Repair)は、機器やシステムが故障したときに一回の修理にかかる平均時間を表します。運用管理では、MTTR が短いほど復旧が早く、サービスの継続性に有利です。
- 関連指標に「MTBF(Mean Time Between Failures:平均故障間隔)」があります。MTBF は故障と次の故障の間の平均稼働時間(正常稼働時間)を示します。今回の表からは MTTR(修理時間)と MTBF(正常稼働時間)をそれぞれ計算できます。
FAQ
Q1. 表示が途中で終わっていて最後が修理中だったらどうする?
A1. もし観測期間の終わりで修理がまだ終わっている(修理区間が途切れている)場合、その未完了の修理時間は観測可能な範囲でのダウンタイムとして扱い、問題文の指示に従います。多くの試験問題では「観測期間内に完了した修理のみを数える」と明示する場合があります。
A1. もし観測期間の終わりで修理がまだ終わっている(修理区間が途切れている)場合、その未完了の修理時間は観測可能な範囲でのダウンタイムとして扱い、問題文の指示に従います。多くの試験問題では「観測期間内に完了した修理のみを数える」と明示する場合があります。
Q2. MTTR を短くするにはどうしたらいい?
A2. 修理手順の改善、予備部品の備蓄、遠隔診断や自動化による復旧の迅速化、保守体制の強化などが有効です。
A2. 修理手順の改善、予備部品の備蓄、遠隔診断や自動化による復旧の迅速化、保守体制の強化などが有効です。
Q3. なぜ故障回数は区間数で数えるの?
A3. 表は「故障修理」の区間がひとつ発生するたびに1回の故障・修理のサイクルを表しています。したがって区間の数がそのまま故障回数になります。
A3. 表は「故障修理」の区間がひとつ発生するたびに1回の故障・修理のサイクルを表しています。したがって区間の数がそのまま故障回数になります。
関連キーワード: MTTR、平均修復時間、故障回数、ダウンタイム、MTBF、可用性、保守管理

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